監督も“ガッカリ”…?今季に苦言を呈された選手(6)エース格も「調整を間違えている」
結果が全てといえるプロ野球の世界。わずかな油断がプレーに隙を与え、チームの監督、コーチなどから厳しい言葉を受けることもある。実際、2024年シーズンも苦言を呈された選手がおり、そのようなコメントに注目が集まることも多い。そこで今回は、今シーズンに苦言を呈された選手を紹介する。
種市篤暉
投打:右投右打 身長/体重:183cm/88kg 生年月日:1998年9月7日 経歴:八戸工大一高 ドラフト:2016年ドラフト6位 昨季、自身初の2桁勝利を挙げた種市篤暉。チームを引っ張る立場だからこそ、吉井理人監督は厳しい言葉を投げかけた。 八戸工大一高でエースナンバーを背負い、甲子園を目指して腕を振り続けた種市。聖地には届かなかったが、将来性を期待した千葉ロッテマリーンズからドラフト6位指名を受け、プロ入りを果たした。 高卒3年目には先発ローテーションを勝ち取り、26試合(116回2/3)を投じて8勝2敗、防御率3.24の好成績をマーク。だが、2020年9月に右肘内側側副靭帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)を受け、翌2021年は一軍登板なしに終わっていた。 それでも、長期間のリハビリを乗り越え、昨季は23試合(136回2/3)を投げ、10勝7敗、防御率3.42をマーク。規定投球回にはわずかに届かなかったが、自身初の2桁勝利を挙げて見事な復活を遂げた。 今季は3月6日、7日に行われた欧州代表との強化試合で、日本代表メンバーに選出。第2戦の8回から登板し、9回には得意のフォークを駆使して3者連続三振を奪うなど、継投での完全試合達成に貢献した。 レギュラーシーズンでも同様の活躍が期待されたが、4月6日のオリックス戦では、5回8安打5失点という投球内容に。「こんなに調子を落とすのは調整を間違えてる」と吉井監督から糾弾された種市。早期の復活を図りたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部