地震廃棄物、初の鉄道輸送 都内で焼却、石川県
石川県は25日、能登半島地震で発生した災害廃棄物の鉄道貨物輸送を初めて実施した。約4トンのコンテナ6個が積み込まれ、金沢市の金沢貨物ターミナル駅から、東京都の隅田川駅に向け出発。都内など4カ所の施設に運ばれた後、焼却処理される。 長距離の鉄道貨物輸送はコスト削減の利点があり、石川県の担当者は「これを機に、復興に向けて少しでも加速化していきたい」と話した。 能登半島地震の災害廃棄物は、被災した家屋の公費解体で生じた木くずを船舶で他県に搬出するなど、広域輸送の取り組みが進んでいる。