【挑戦2025】「スピード感を持ってしっかり前に進んでいく」青森みちのく銀行初代頭取・石川啓太郎氏
青森テレビ
わっちニュースでは、【挑戦2025】と題して2025年に新たな取り組みをする人をシリーズで紹介します。初回は、6日に営業を始めた「青森みちのく銀行」の石川啓太郎 初代頭取です。 【写真を見る】【挑戦2025】「スピード感を持ってしっかり前に進んでいく」青森みちのく銀行初代頭取・石川啓太郎氏 青森みちのく銀行の石川啓太郎頭取。新銀行の船出にかける思いを色紙にしたためてもらいました。その文字は…。 ■「スピード感を持ってしっかり前に…」新銀行の船出にかける思い 石川頭取が書いたのは、【前進】です。 ※青森みちのく銀行 石川啓太郎 頭取 「これからがいよいよ新銀行としての出発、スタート。これまで合併作業をやるうえでなかなか取り組めなかったことも諸々ありますし、スピード感を持ってしっかり前に進んでいく」 1970年代から2大地銀体制が続いた青森県。青森銀行とみちのく銀行の営業拠点は隣接した場所に立ち並び、競い合ってきました。 その中、2021年に発表されたのが経営統合の基本合意でした。急速に人口減少が進み経営環境が厳しさを増すなか、健全な経営基盤を構築しながらサービスの向上に取り組むのが狙いです。 今回の合併で青森みちのく銀行は県内に本店を置く唯一の地銀となり、預金・貸し出しシェアはともに8割に迫るようになりました。そのメリットは大きいと石川頭取は強調します。 ■青森県内に本店を置く“唯一の地銀”として ※青森みちのく銀行 石川啓太郎 頭取 「財務基盤いわゆる企業体力がよりしっかりした充実した銀行が誕生することにおいては、個別のお取引先に対する支援に関しても今まで以上に踏み込んだ支援が可能になるとか、新しいサービスの開発などについてもこれまで以上に投資ができる。そのことによってお客様のサービスが充実する」 銀行は金融事業にとどまらず、取り引き先の県外、海外への販路開拓を積極的に進めるとしています。さらに、プロクレアホールディングスの子会社と連携し、取り引き先の営業を代行するなどグループ全体で新たな事業に取り組み、地域の課題解決に貢献する方針です。
※青森みちのく銀行 石川啓太郎 頭取 「地域との運命共同体的な位置づけになります。その意味においては地域の課題が自分たちの経営課題そのものであるという考え方に基づいて、行政と連携を密にして地域の課題にしっかりと取り組んでいく」 県経済を支える金融業界が様変わりする2025年。「青森みちのく銀行」が、合併した効果を早期に発揮できるかを地元経済界は注視しています。
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