宮城大弥は史上最強高卒左腕!?「入団4年で35勝3度の2ケタ」は江夏、菊池雄星、石井一久級の記録!
オリックス・宮城 大弥投手(興南出身)が、3月に行われる侍ジャパンの強化試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024日本対欧州代表」のメンバーに選ばれた。昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも選出された左腕が、またもジャパン入りを果たした。 【動画】興南・我喜屋監督が語る宮城大弥の高校時代 高卒ドラフト1位の宮城は、プロ2年目から3年連続2ケタ勝利を挙げるなど、通算4年で35勝(17敗)を挙げている。通算防御率も2.69と安定感は抜群だ。 ドラフト制度導入以降、高卒プロ左腕が4年で3度の2ケタ勝利を挙げたのは、NPBの長い歴史のなかで、鈴木 啓示(近鉄)、江夏 豊(阪神)に次いで3人目。平成以降に限れば、宮城が初めてのことだった。 こうなれば、通算の勝利数でも、期待が高まる。平成以降入団の高卒左腕の勝利数で100勝を超えたのは石井 一久(ヤクルト1位)の182勝(内MLB39)、菊池 雄星投手(西武1位、現ブルージェイズ)105勝(内MLB32)の2人だけ。ここまで4年で35勝を積み上げているだけに、3人目の100勝超えの可能性は十分ある。 宮城は14日、春季キャンプのライブBPに登板し、打者5人に対して25球を投げ、ヒット性の打球は4本だけと、ここまで順調な調整を続けている。山本 由伸投手(都城高出身)がドジャースに移籍した今季、オリックスのエースとしての自覚が満ち溢れている。 平成以降、最高の高卒左腕の称号を得るため、今季は4年連続2ケタ勝利を目指す。