北海道 来週は再び積雪でスリップ注意 寒気は続かず 一か月予報
向こう1か月の北海道は、期間を通すと気温は平年より高くなりますが、来週の前半は日本海側を中心に平地でも再び雪が積もるくらいの強い寒気が流れ込むでしょう。また、低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、日照時間が平年並か少なくなる所もありそうです。
1週目(11月16日~22日) 再び広く積雪状態に
この期間の道内は、低気圧や湿った空気の影響を受けやすい見込みです。ぐずついた天気となる日が多く、太平洋側では平年より日ざしが少なくなりそうです。17日(日)は北海道付近を前線が通過した後、上空の寒気が次第に強まる見込みです。18日(月)から19日(火)にかけては日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降り、平地でも再び広い範囲で積雪状態となるでしょう。まだ、冬道に慣れていない方も多いと思いますので、車を運転や歩く際など、慎重な行動が必要になりそうです。まとまった雪となる所もあるため、除雪機の試運転など外での作業は、晴れる16日(土)に済ませておくとよさそうです。
2週目(11月23日~29日) 季節外れの暖かさの日も
この期間の道内は、天気は平年と同様で、太平洋側で晴れる日が多い他は、曇りや雨または雪の降る日が多いでしょう。一方、気温は平年より高く経過する見込みです。平年の最高気温は、ほぼ全道で一桁となる時期ですが、今年は10度を上回るような暖かさとなる所もありそうです。
3~4週目(11月30日~12月13日) 平年並みの寒気でも雪が降る時期に
この期間の道内は、天気は平年と同様で、太平洋側で晴れる日が多い他は、曇りや雨または雪の降る日が多いでしょう。気温は平年並みか高い日が多い見込みです。12月に入ると道内では平年並みの寒気でも、天気が崩れると雪が降る時期です。今年は季節の歩みが遅い予想ですが、冬への備えは計画的に行いましょう。
日本気象協会 北海道支社 森 和也