大阪・岸和田市の障害者支援施設で入所者の男性の顔をたたくなどの暴行を繰り返したとして、きょう、職員の男ら3人が逮捕されました。 【記者】「のどかな風景が広がるこの障害者施設では、職員の男らが入所者の男性に、暴行を加えていたということです」 逮捕されたのは岸和田市の障害者支援施設「岸和田光生療護園」の介護士、白間慎吾容疑者（26）と、いずれもベトナム国籍の20代の男2人です。白間容疑者ら3人は2024年2月下旬、重度の知的障害がある当時50歳の入所者の男性に対し、顔を殴ったり体を蹴ったりする暴行を日常的に繰り返していた、常習的暴行の疑いがもたれています。 【付近の住民】「（入所者が）逃げてきていた、脱走してくる。入所している人の顔を知っているから（わかる）。監視が行き届いてないところもあるかも」 警察によりますと白間容疑者は調べに対し、「注意しても聞いてくれずイライラがたまって殴ったりしました」などと話し、容疑を認めています。一方、ベトナム国籍の1人は容疑を認め、もう1人には認めていないということです。 また男性は先月、施設内で意識を失って死亡し、当初は病死と診断されていましたが、遺族の要望を受けて施設側が防犯カメラの映像を確認したところ、男性が暴行される様子が映っていたということです。 事件を受け、施設側は午後会見を開きました。 【施設の理事長】「遺族にお詫びとお悔やみ申し上げる。今後は第三者委員会を立ち上げて金輪際こういうことが起こらないようjに」 警察は男性の死亡と暴行との関連について調べを進めています。