元セクシー女優が「女優のSNS事情」を暴露。“身バレ覚悟”でないと稼げなくなったワケ
元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。 ⇒【写真】元セクシー女優で、現在はフリーライターの「たかなし亜妖」
セクシー女優のSNS戦略事情
SNSは現代人にとって必要不可欠なツールだ。情報収集はテレビではなく、最新のニュースや流行を知るのも、新たな“推し”を見つけるのも全てSNSに頼る人が多いだろう。 SNSの重要性はセクシー業界にも影響を与え、今となっては女優が個人アカウントを持ち、活発な動きを見せるのが一般化している。SNSの活用も業務の一つで、時代の経過と共にビデオに出演するだけでは活動を続けるのが難しくなっているという。 セクシー女優にはパブリシティという露出制限を意味する業界用語があり、パブリシティ全開(露出制限なし)を「パブ全」と略す。「ブティックホテルに自分の作品を流してほしくない」「作品の雑誌掲載NG」「身バレ防止のためにSNS運用不可」などパブの設定範囲は広く、どうするかは個人の自由なので、事務所やメーカーは露出を強制できない。 ただパブ全は大々的な宣伝が可能であることの現れ。制限なくプロモーションできる女優は、ビデオの売り上げが期待できるためオファーが入りやすい。高収入を狙うならSNS稼働はほぼ必須といっても過言ではなく、アカウントの有無やフォロワー数で案件の金額や内容が変動するのだ。 セクシー女優がSNSを上手に使えばファンを作れるし、作品の宣伝費も無料だからメーカーとしても非常にありがたい。メリットそのものは、非常に大きいことだろう。 相当ルックスが良ければ多少パブが狭くとも多めに見てもらえるが、SNSさえも不可だと仕事が絞られてしまう。現在はネット上での活動がOKな“身バレ上等”でないと大きな稼ぎが見込めなくなった、何とも世知辛い状態である。