社会人1年目で貯金は30万円ほどしかありません。どのくらい貯めていたら安心でしょうか?
貯金できていることが大切
収入や生活水準は、人によって異なります。社会人1年目であれば、実家暮らしや一人暮らし、社宅などさまざまな環境で生活しているでしょう。ソニー生命の調査結果で、30万円未満しか貯蓄できていない人が全体の半分近くいることを考えると、社会人1年目で貯金30万円という額は、決して少なくはありません。 社会人1年目が終わっていない段階であれば、むしろ十分ともいえます。100万円以上貯蓄している人をみると焦る気持ちも出てきがちですが、まずは、自分自身が貯金できていることが大切です。 また、安心できる金額も人によって異なります。この調子で貯金ができれば、年齢や給与が上がるにつれて順調に増やしていけるでしょう。もちろん、途中で転職や結婚、子育てなどにより状況が変わり、支出が増える時期が出てくる可能性もあります。普段から支出管理を徹底して、安定した生活を継続することが重要です。
貯金ができている状態を継続しよう
社会人1年目の平均給与と34歳以下の単身者の平均支出額をみると、最初の1年間で100万円以上の貯蓄をするのは難しいでしょう。貯金額が30万円でも、社会人1年目としては十分といえます。 しかし、他人と比べると少ないのではないかと過剰に不安になりかねませんが、何よりも貯金ができていることが大切です。自分の給与と生活水準を考慮し、支出管理も徹底しながら、無理なく貯金額を増やしていきましょう。 出典 厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 一般財団法人労務行政研究所 2023年度 新入社員の初任給調査 ソニー生命保険株式会社 社会人1年目と2年目の意識調査2023 総務省統計局 家計調査家計収支編 単身世帯 2022年 表番号2 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部