ブーゲンビリア運河沿い彩る 八代市日奈久 「父の日」限定風呂も
八代市日奈久下西町の運河沿いのブーゲンビリアが深紅や紫に色づき、見物客を楽しませている。色づくのは花の周囲から伸びた苞葉[ほうよう]。満潮時は水面に鮮やかな色が映り、撮影スポットとしても注目を集めるという。6月末ごろまで楽しめる。 近所の吉田隆義さん(78)によると、一帯は約20年前までカヤが生い茂り、ごみの投棄も多かった。景観を良くして地域活性化につなげようと、吉田さんが挿し木で育てたブーゲンビリアを植樹。今では運河沿い約500メートルに300本ほどが並び、大きいものは高さ4メートルに成長している。吉田さんは「6月初旬にかけてさらに色づく。ぜひ見に来てほしい」と話す。 「父の日」の6月16日には、温泉センターばんぺい湯の露天風呂で、一日限定の「ブーゲンビリア風呂」を楽しめる。潮濱秀明支配人(47)は「新しい観光スポットである並木と、温泉地として長い歴史がある日奈久に関心を持ってくれたらうれしい」と話している。(上島諒)