台北ドームの地下にネズミが出没 市議が試合中継への影響指摘/台湾
(台北中央社)開業したばかりの台北市の台北ドームの地下に、10日までにネズミが出没したことが分かった。同市の許淑華市議(民進党)が10日、フェイスブックに投稿し、明らかになった。投稿によれば、ネズミが出没したのはテレビ中継用の機材などが置かれているエリア。許氏はもし配線がネズミにかじられ中継に影響が出れば世界中に恥をさらすことになるとした上で、市スポーツ局などに対応を求めたと明かした。 市衛生局の陳彦元局長は11日、取材に応じ、同ドーム内では食品の販売が行われている他、周辺にも飲食店があるため、衛生面への注意を強化するとともに、担当者を追って派遣し検査するとした。 同ドームを管理、運営する遠雄グループは、同ドームに併設するショッピングエリアやオフィスエリアが工事中であることや、3日から10日まで行われた野球アジア選手権で来場者の飲食を認めていたことがネズミの出没を招いたと説明。今後、消毒などを行う予定だとした。 (黄麗芸、陳怡璇、陳昱婷/編集:田中宏樹)