「ahamo」「日本通信」のデータ増量でスマホ料金はどこがお得に? 20GB/30GB/50GBプランを比較
月20GBの比較:日本通信の合理的みんなのプランが圧倒的に安い
では、今回の変動で月20GB/30GB/50GBの戦いはどう変化したのでしょうか?まずは月20GBのプランを比較します。月20GBは日本通信の合理的みんなのプランが加わり、ahamoが抜けました。 月20GBでは、日本通信の合理的みんなのプランが圧倒的に安いです。5分かけ放題、または70分の無料通話が付いて月額1390円で使えます。また、通話料金は30秒あたり11円で、高品質なVoLTEで通話が可能です。昼や夕方に速度が低下しがち、キャンペーンが少ない、余ったデータが繰り越されない、店舗サポートがないなどの注意点はあるものの、月額1390円は非常にお得です。 通話が多い人は楽天モバイルもお得です。月のデータ使用量が20GB未満なら料金は月額2178円で、アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話は無料でかけ放題です(一部対象外の番号あり)。2024年以降に立て続けに「最強家族プログラム」「最強青春プログラム」「最強こどもプログラム」「最強シニアプログラム」を開始したため、家族で契約していれば何らかの割引を受けられます。日本通信の合理的みんなのプランは時間無制限のかけ放題が月額1600円なので、これを追加するよりは楽天モバイルを契約した方がよいでしょう。 一方、LINEMOベストプランVはahamoと同じ料金なのに使える容量がahamoより10GB少ない20GBで、優位性がなくなってしまいました。キャンペーンが豪華、LINEアプリによる通信がカウントフリーといったメリットはあるものの、自分なら10GB多く使えて、海外でも使えて、容量超過後の低速通信に容量制限がないahamoを選ぶと思います。
月30GBの比較:増量のahamoが最もオススメ
続いては月30GBのプランを比較します。このゾーンはahamoが加わった他、7月にはLINEMOベストプランVが30GBまで使えるようになりました。 最もオススメなのはahamoです。10月1日から月に使えるデータ容量が10GB増え、月30GBに5分かけ放題が付いて月額2970円になりました。ドコモ回線はいわゆる「パケ詰まり」の問題はあるものの、基本的な通信速度は1日中速く、容量超過後も最大1Mbpsで通信できます。他社では容量超過後の低速通信に制限が設けられることが増えてきましたが、ahamoは最大1Mbpsで使い放題です。 IIJmioは30GBが月額2700円と最安で、余ったデータが繰り越せる、データ追加が1GBあたり220円と安いというメリットもありますが、ahamoとの価格差は月270円です。IIJmioには5分かけ放題が付いておらず、昼や夕方に速度が遅くなる点を踏まえると、自分ならahamoを選ぶと思います。 一方、LINEMOやY!mobileはオススメしません。LINEMOはほぼahamoと同じ条件ながら、料金は月990円も高いです。さらに「容量超過後の低速通信に容量制限がある」「海外での通信は別料金」といったデメリットもあります。同じくY!mobileは30GBのプランLが月額5115円、各種セット割適用後でも3278円とahamoに及びません。かけ放題は別料金なので、今はY!mobileのプランLを選ぶ積極的な理由はないでしょう。これらのキャリアは早急にプランの見直しが必要かもしれません。