【動画解説】熱中症特別警戒アラート開始 来週にかけても夏日 「暑熱順化」を
まだ4月ではありますが、熱中症にかかる人が増えてきています。そんな中、24日(水)より「熱中症特別警戒アラート」が運用されることになりました。これまでの「熱中症警戒アラート」との違いをお伝えします。
4月24日(水)より「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されます。これは、熱中症による人の健康にかかわる”重大な”被害が生ずるおそれがある場合に出されるものです。都道府県内のすべての観測地点で「暑さ指数」が35以上になると予想された場合に発表されます。(※暑さ指数:湿度・輻射熱・気温から算出される指数) なお「熱中症特別警戒アラート」の基準を満たすような暑さになったことは、これまでありません。今まで経験したことがない暑さになったときに発表されるのが「熱中症特別警戒アラート」です。
ただ、アラートが発表されていないからといって、熱中症にかからないわけではありません。20日(土)は東京や名古屋で27℃と初夏の陽気になりそうです。また、来週の前半はいったん暑さが落ち着くものの、後半は再び夏日が予想されています。
まだ体が暑さに慣れていない時期です。日常生活の中で、意識して「歩く」「走る」「筋トレ」「入浴」を取り入れるなど「暑熱順化」をしていきましょう。無理をすると逆効果になるので、無理のない範囲で取り入れるようにしてください。(気象予報士・石上沙織)