“併せ”を楽しむ「2.5次元の誘惑」コスプレイヤー「袖のしわは意図的に出るように制作しました」<acosta!>
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として海外でも広く親しまれているコスプレ。7月6日・7日に東京・池袋のサンシャインシティで開催されたコスプレイベント「acosta!(アコスタ)」にも、話題作のキャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーが大勢参加し、屋内外の各所で写真撮影や交流を楽しむ姿が見られた。 【写真】「2.5次元の誘惑(リリサ)」リリエルのコスプレを披露した蘭るかさん WEBザテレビジョンでは、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。 ■「acosta!」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは? ■「2.5次元の誘惑(リリサ)」リリエル/蘭るかさん 今回初めて、衣装制作に挑戦しました。全体のバランスや生地感など細部までこだわりましたが、特に注目していただきたいポイントは袖です。おそらく原作では服のしわとして表現されている部分ですが、実際にはうまくしわは作れないので、先にパターンからドレープを作り、原作に似たシルエットを出しました。そうやって2次元と3次元の隙間を埋めることを意識しています。 ■「2.5次元の誘惑(リリサ)」ミリエラ/はてさん 私自身はたれ目気味なのですが、ミリエラのかわいい猫目を表現したくて、テーピングやメークで猫目っぽくすることを意識しました。それと、作中のキャラクターが現役モデルという設定なので、はやりのメークを取り入れるなど、リアルと二次元のかけ合わせにも挑戦してみました。 ■「【推しの子】」MEMちょ/黒兎†月さん 初めて小物を自作しました。角の見え方にはこだわりがあって、アニメの雰囲気を忠実に再現できるよう、何度もサイズを調整しながらこちらの形に仕上げました。 ■コスプレが楽しめる大型イベントは今後も全国で続々開催! こうして大盛況のうちに終了した「acosta!」以降も、コスプレが楽しめる大型イベントは全国で続々と開催予定。8月11日(日)・12日(月)には世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット104」(東京ビッグサイト)も控えている。 はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。 ◆取材・文=ソムタム田井