【Mリーグ】二階堂瑠美&亜樹、24回目姉妹リレーで同日連勝「3年目で初めて」風林火山セミファイナル快進撃
麻雀「Mリーグ」の2023―24シーズン・セミファイナルシリーズ第10節が23日に行われ、風林火山の人気姉妹雀士・二階堂亜樹と二階堂瑠美が同日連勝を果たした。通算24回目の「るみあきリレー」で、連勝は初めて。セミファイナル好調のチームは14戦7勝の快進撃で、首位パイレーツに107・0ポイント差に迫った。 アイドル雀士のパイオニアとして女流麻雀界を引っ張る二階堂姉妹。妹の亜樹は2018年のMリーグ発足時に風林火山からドラフト1位を受けて入団。「卓上の舞姫」のニックネームで華やかな闘牌を見せる。 この日の第1試合では2着目で迎えたオーラスで「リーチ・ドラ3」の満貫8000点を決め、トップ目の鈴木優(パイレーツ)を700点まくって鮮やかに逆転勝利。セミファイナル個人5戦3勝とした。 「オーラスはめちゃくちゃドキドキしてました。(逆転には)満貫ツモ条件なのでいろいろ考えていたところ、ドラが暗刻になりまして(笑い)。最後はお祈りでリーチしました。気持ちよく攻めてトップを取れたので、この後の試合ものびのび打てるんじゃないかと思います」 第2試合では2021年に新加入した姉の瑠美が登板。リーグ初の姉妹コンビ「るみあき」として人気を集め、この日は通算24回目の姉妹リレーで挑んだ。 東1局、先制リーチからの満貫ツモで好発進した瑠美は、親番の東2局で北単騎のリーチ。北の対子落とし中だった内川幸太郎(サクラナイツ)から一発でとらえ「リーチ・一発・一気通貫・ドラ1」で満貫1万2000点を加点。この大量リードを守り切り、セミファイナル初勝利をつかんだ。 「(るみあき同日連勝は)3年目で初めてでしたね。ツイてました。(北単騎は)他にいい待ちがなくなっちゃったので。北を持ってきたとき、あれっ? さっき(内川から)北が切られたな。あそこに(もう1枚)ありそうだなと思って(笑い)。チームの好調はありがたいですね」 レギュラーシーズンを5位で通過した風林火山は、二階堂姉妹の活躍もあってセミファイナル14戦7勝ラスなしで2位に躍進。残り6試合で+379・7ポイントとし、首位パイレーツの背中も見えてきた。2020―21シーズンの前回優勝時には瑠美は入団前。初めて「るみあき」で優勝シャーレを掲げるその日へ向けて、風林火山が「風」に乗っている。 第1試合の結果は1着に亜樹(+58・0)、2着に鈴木優(+17・3)、3着にサクラナイツの岡田紗佳(▲21・5)、4着にドリブンズの鈴木たろう(▲53・8)。 第2試合の結果は1着に瑠美(+53・1)、2着にドリブンズの園田賢(+8・2)、3着にパイレーツの仲林圭(▲16・0)、4着に内川(▲45・3)。
報知新聞社