鳴り止まなかった1540人の拍手 鹿児島交響楽団が100回目の定期演奏会
南日本放送
創立50年を迎えた鹿児島交響楽団が100回目の節目となる定期演奏会を開きました。立ち見が出るほど多くの観客を魅了しました。 【写真を見る】鳴り止まなかった1540人の拍手 鹿児島交響楽団が100回目の定期演奏会 去年、創立50年を迎えた鹿児島交響楽団。大学生から70代までの90人が所属していて、年に2回開いている定期演奏会は今月17日で100回目となりました。 指揮者には、2011年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した垣内悠希さんを迎え、ソリストはヴァイオリン奏者でNHK交響楽団の特別コンサートマスター、篠崎史紀さんでした。 満席となった会場には立ち見客も含めると1540人が来場。美しい音色で聴衆を魅了しました。マーラーが作曲した交響曲第5番。1時間を超える大作です。 (来場者)「すごかった、素晴らしかった。鳥肌が何回もたった」「応援したいです、もっともっとね。今後も演奏を楽しみにしています」 100回目の演奏会を終え、ほっとした表情を見せたのは、1回目から参加しているヴァイオリンの福田正樹さん(70)です。 (福田正樹さん)「本当に感慨深いものがある。よく続いたなと思う」 こちらは今年7月から所属しているヴァイオリンの黒瀬織音さん(24)です。 (福田正樹さん)「すごい戦力です」 (黒瀬織音さん)「みんな同じ方向を向いて頑張っているから続いていると思う。これからは先輩たちのあとをついて頑張っていけるようにしたい」 (鹿児島交響楽団 新村元植楽団長)「みなさんが最後『ブラボー』と言ってくれた、あの鳴り止まない拍手で今までの苦労が報われたような気がする。(今後)オーケストラの輪をぜひ地方の方にも、もちろん鹿児島市内の方にも届けていければと思うので、頑張ります」 大きな拍手と声援を受け、次の一歩を踏み出した鹿児島交響楽団。次の定期演奏会は来年6月に開かれます。
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