【RIZIN】“超新星”秋元強真、“怪物くん”鈴木博昭との激突に「相手にならない、圧倒する」体格差にも言及
11月17日(日)ポートメッセなごやにて開催される格闘技イベント『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』の試合前インタビューが15日に行われた。 第8試合のフェザー級マッチで鈴木博昭(39=BELLWOODジム) と対戦する秋元強真(18=JTT)は「相手になんないと思ってるんで、何もさせずに圧倒したい」と意気込んだ。 【動画】衝撃のRIZINデビュー!秋元が金太郎をKOする瞬間 秋元は22年にプロデビューして、DEEPを主戦場に活躍。今年5月の『格闘代理戦争 THE MAX』では朝倉未来の推薦選手として出場し、アラン“ヒロ”ヤマニハを相手に、2R右ボディからのパウンドで衝撃のKO勝ち。RIZINデビュー戦となった9月の『RIZIN.48』では、金太郎を1Rに左ストレートで倒して、パウンドと顔面ヒザの連打で追撃し、鮮烈なKO勝利を飾った。戦績は6勝(4KO・1一本)無敗。今回は連続参戦かつ、前回よりも1階級上での試合となる。 対戦する鈴木は、類まれな身体能力とパワーから「怪物くん」の異名を取り、ストライキングにおいてはシュートボクシングで3階級を制覇するなど活躍してきた。MMA戦績は4勝(4KO)4敗と高い決定力を誇る。 短いスパンでの参戦となる秋元だが、「前回の試合から3日ぐらいしか休まず、ずっと練習してきたんで、逆に練習にもより気合が入って、前回の試合より仕上がったなって感じです」とコンディションは万全の様子。 鈴木の印象を「打撃が強いというか、ガードが固くてボディは効かない。でもディフェンスに全振りしてる選手かな」とし、イメージする試合展開を聞かれると「打撃でも寝技でも、正直煽ってるとかじゃなくて、本当に相手になんないと思ってるんで、何もさせずに圧倒したいです」と全局面で圧倒する構えだ。 しかし気になるのは61kgから66kgに階級を上げて臨む試合という点。身長は177cmの秋元が鈴木より10cm上回っているが、鈴木はコンスタントに66kgでの試合をこなしており、マッスルボディが特徴的でもある。 秋元は通常体重が70kgから71kgぐらいだと言い「今週の日曜日から減量始めたぐらいなんで、(減量は)ないっちゃない、あるっちゃあるって感じです」と話し、体格差による影響は「あんまぶっちゃけ変わんないというか、フィジカルがまだ弱いって言われてるっすけど自分で弱い自覚もないし。本当に強いやつは、そんなちょっとの体重差じゃあんま影響ないと思うんで、パワーで負けても技術で勝ってこうかなって感じですね」と問題はないとした。 JTTのコーチからはどんなアドバイスを受けたかとの質問には、「ビリーコーチともエリーコーチともマンツーマンで毎週1回やってるんで、打撃はさらに磨きがかかった。レスリングは自分から攻める展開を今まで見せてこなかったんで、今回は自分から攻める展開も見せていきたいなって思ってます。(試合では)打撃もやるんですけど、寝技もやりたいなと思ってる。でも早い段階で俺のパンチが当たっちゃうんじゃないかな」と早めのKO決着を匂わせ、この流れからの大晦日参戦は「狙ってます、もちろん」と答えた。 一方、良い具合にリラックスしているという鈴木は、秋元について「よくよく名前の聞く噂の天才坊っちゃんですよね。(前回の金太郎戦は)本当に良い選手が出てきたんだなって。これから来るんだろうなっていう風には見てましたね」とコメント。 秋元が挑発的な発言をしていることに関しては「ぶっ飛ばしにいくというか、ここまで綺麗に舐められたのも久しぶりなんで、こういうタイプの子はもう結果と内容で分からす以外ないのでっていう。普通に打撃勝負ですよ、むしろそうじゃないと納得しないでしょう」と真っ向からの打撃戦を約束。 チームメイトでもあるヤマニハが秋元に負けていることで、リベンジ意識はあるか聞かれ、「本当よく言われるんですけど、逆に僕がヤマニハのリベンジしたるぜっていうのは違うでしょっていう。ヤマニハからするとそれ嬉しいのかっていうね。それは逆にファイターに対してリスペクトがないって僕は思っちゃうから、もちろん今回は彼と僕の戦い。リベンジは本人がやらなきゃ納得しない。僕が逆でもそれ納得しないんで。だからその言葉を聞く度に、ファイター舐めんなよってちょっと僕は思いますけどね」とあくまで個人での戦いだと強調。 また、21歳という年齢差についても「もうそんなになるんだねっていうところはありますけど、年齢見て戦うわけじゃないのでっていう。1対1で向かい合ってね、たくさんの人の前でやり合うんで、歳とかじゃねえんですよっていう。結果は面白いすんげえ戦いになればいいじゃないですかってぐらいで、それが若かろうとおっさんだろうと関係ねえよっていうのは、すごく僕は思ってます」と全く関係ないとした。 果たしてこの一戦では、秋元がさらにステップアップしていくのか、あるいは鈴木がベテランの意地を見せるのか。目の離せない打撃戦となりそうだ。