藤田玲らの“アゲアゲ”ステージ開幕!舞台「パリピ孔明」は「クラブに遊びに来た感覚に」
「舞台『パリピ孔明』」が本日5月3日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。これに先駆け昨日2日、囲み取材が行われた。 【写真】手に持った扇を仰ぐ諸葛孔明役・藤田玲。 本作では、「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の同名マンガが舞台化される。劇中では、中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明が現代の東京・渋谷に転生し、プロの歌手を目指す月見英子を音楽業界で成功に導く物語が、ライブシーンを交えて描かれる。 孔明役の藤田玲は「英子さんの軍師役の私としては、やはり英子さんの歌が見どころ。何曲もあるので、ぜひ一緒に盛り上がって」と話し、「あと(見どころなの)はアドリブでしょうか。アドリブシーンが思ったより多いので、毎回気が重い」と吐露して場を和ませる。 英子役の岩田陽葵は「本作の魅力の1つは音楽シーン。劇場ではすごく音圧が感じられる。私は稽古中、ラップシーンの迫力に思わず歓声を上げてしまいましたが、観客の皆さんも自然と湧き上がる声や動きを我慢しないで大丈夫」と呼びかけた。 久遠七海役の小泉萌香は「クラブに遊びに来た感覚になれる作品。注目してほしいのはやっぱり(久遠七海ら扮する)AZALEAのステージ」、KABE太人役の高尾楓弥(BUDDiiS)は「ラップのほかにも、クラブミュージックほかバラエティに富んだ音楽が楽しめます」とそれぞれアピールする。 オーナー小林役のなだぎ武は「今、日本は驚くほどの円安で外国人観光客の方がとても多いですが、そういった方々がフラーッと観に来ても楽しめるような、『なんだかよくわからないけど、ブラボー!!』というテンションになれる作品(笑)」と本作が持つ力を説明。 脚本・演出を担うNON STYLEの石田明も「約束します。終演後、皆さんは劇場から(劇場最寄りの)天王洲アイル駅まで、スキップして帰るでしょう(笑)。それくらい、“パリピ”な仕上がり」と自信を見せた。 また石田の演出について、なだぎは「石田自身も表現者なので、常に役者目線で話してくれた。石田と付き合いは長いですが、こうやってガッツリお仕事をするのはほぼ初めてなので、一緒にできて良かった」と語る。藤田はなだぎに同意しつつ、「石田さんにクレームが1つあるとすれば、(演出をつける際に)自分でやって見せてくださるんですが、石田さん以上に面白くできないんです(笑)。良いお手本となる反面、ちょっと悔しかった」と複雑な心境を明かした。 取材会では本作の“パリピ”な世界観にちなみ「普段のテンションを1としたとき、本作劇中でのテンションはいくつ?」という質問が記者からキャストへ投げかけられる場面も。藤田は「孔明は基本落ち着いていますが、頭の中はフル回転ですし、英子さんが歌う場面では踊りも見せます。一箇所、孔明が“めちゃくちゃアゲアゲ”になるシーンがあって、そこでのテンションは少なめに見積もっても600くらい」と回答し、観客の期待をあおった。 上演時間は休憩なしの約2時間5分。本作は5月6日まで天王洲 銀河劇場で上演されたあと、10・11日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。なお既報の通り、一部公演で生配信が実施される。 ■ 舞台「パリピ孔明」 2024年5月3日(金)~2024年5月6日(月) 東京都 天王洲 銀河劇場 2024年5月10日(金)~2024年5月11日(土) 大阪府 サンケイホールブリーゼ □ スタッフ 原作:四葉夕卜 / 小川亮「パリピ孔明」(講談社「ヤングマガジン」連載) 脚本・演出:石田明(NON STYLE) □ 出演 諸葛孔明:藤田玲 月見英子:岩田陽葵 久遠七海:小泉萌香 KABE太人:高尾楓弥(BUDDiiS) オーナー小林:なだぎ武 ミア西表:立道梨緒奈 ファン1号:大野紘幸 赤兎馬カンフー:沖野晃司 唐澤:碕理人 双葉:眞鍋杏樹(NMB48) ミアのマネージャー:大澤信児 MASA:宮尾颯 TAKU:岩崎友泰 一夏:夏目桃佳 BB loungeボーイ:水田達貴 AZALEAスタッフ:浅野郁哉 秘書:木村真梨子 ラッパーキング:killing Boy 東京公演 日替わりゲスト 5月3日公演:DOTAMA 4日13:00開演回:稲垣成弥 4日18:00開演回:TKda黒ぶち 5日13:00開演回:千葉翔也 5日18:00開演回:輪入道 6日12:00開演回:MICRO(HOME MADE 家族) 6日16:30開演回:盛山晋太郎(見取り図) 大阪公演 日替わりゲスト 10日公演:杉本青空(からし蓮根) 11日公演:笹本はやて(ネイチャーバーガー) (c)四葉夕卜・小川亮・講談社/舞台『パリピ孔明』製作委員会