市町村のイメージや認知度を調査した「自治体ブランドランキング」が２日に発表されました。１７００以上ある全国の市町村の中から函館市が１位に選ばれました。 前田愛奈記者） 「ここ、函館市が自治体ブランドランキングで１位となりました。函館おめでとうございます！函館はイメージが良いみたいです！」。 初めて発表された「自治体ブランドランキング」。大手建設会社の大東建託が１８万人以上にアンケートをとり、全国の市町村の認知度やイメージの良さ、訪問率などを集計し、「ブランド力」として数値化。 そのランキングで数ある観光地を抜き、１位に選ばれたのがなんと、函館市なんです。 麗澤大学・宗健教授） 「６０歳以上の方々の函館の訪問率が４３．９％ということでものすごく訪問率が高くなっています。 一方、若い方の２０～３９歳くらいの方の訪問率は２０％くらいとあまり高くなくて、どちらかというと過去のブランドイメージの蓄積が今回の背景にあるんじゃないかと解釈しています」。

（写真：HTB北海道ニュース）

実際に函館を訪れる人たちは、マチのどのようなところに魅力を感じているのでしょうか。 東京から） 「函館といえばイカ！まだ来て１時間だけど楽しい。食べたいものありすぎてお腹が持つかな…」。 仙台から） 「１００万ドルの夜景を見にきました」。 海鮮やラーメンなどのグルメや函館でしか見られない絶景を目的に訪れる人が多いようです。 また、こんな意見も。 埼玉から） 「人がいい！タクシー乗っても朝市でもいろいろ教えてくれた」。 人の良さもマチのイメージアップにつながっているのかもしれません。 実際に生活する函館市民は全国１位という結果をどのように感じているのでしょうか。 函館市民） 「山菜、海の幸、山の幸、何でもとれる！おいしい！だって俺、世界中回ってやっぱり１番函館がいいなって思って帰ってきたもん」。 生まれてからずっと函館市民（８３） 「やっぱり、海のさち、山もあるしね、昔はもっと賑わってたから、寂しい感じはするね」。 女子高校生） 「なんでってかんじ。遊ぶところもないし、若い人いない。廃れてる。函館は出たい」。 若者には物足りない部分もあるようですが、函館市は今後さらに魅力ある街にしていきたいと話します。 函館市） 「コナンの上映ですとか、モルックの世界大会なんかもあったりして、若い方にも注目される町になってきてると思います。ブランド力、これにもっと磨きをかけて発信していくっていうことと、あとは訪れたいっていうだけじゃなくて、実際住んでみたい、ずっと住み続けたいだとかそういう多くの方に選ばれる町を目指していきたい」