23歳の中野寛太が初の日本一 決勝では東京五輪100キロ超級代表の原沢久喜を判定で破る【柔道全日本選手権】
◆柔道 全日本選手権(29日、日本武道館) 体重無差別で日本一を争う大会で、23歳の中野寛太(旭化成)が初優勝を飾った。決勝では東京五輪男子100キロ超級代表の原沢久喜(長府工産)を判定で破った。 ■「レジェンドが渋滞です」野村忠宏さんら超豪華4ショット【写真】 昨年大会を制して、今回は史上単独3位となる5度目の頂点を狙った王子谷剛志(旭化成)は準決勝で中野に屈した。 昨年大会で準優勝に輝いた2016年リオデジャネイロ五輪の男子100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)=宮崎県延岡市出身=は3回戦で敗れた。世界選手権3大会連続出場の実績を持ち、パリ五輪の男子100キロ級日本代表選考で一時は1番手だった実力者の飯田健太郎(旭化成)は初戦で姿を消した。 今大会は男子100キロ超級の斉藤立(JESグループ)らパリ五輪代表内定者、5月のアビダビで開催される世界選手権の代表は出場しない。2017年に取りやめた旗判定が復活したほか延長戦は廃止された。試合時間は4分から5分に、決勝は8分に延びた。
西日本新聞社