【高校ラグビー】東福岡か筑紫か? 11月9日 高校ラグビー福岡県頂上決戦
■筑紫は2024年型の戦い方で 一方、春の県準決勝での東福岡戦は敗れたものの、24-36と相手を苦しめたことで自信を掴んだ筑紫。 今年は、戦い方にある特徴が見える。自陣から攻め上がる際、キックでのゲインというシーンが極端に少ない。正確なパスとランで継続させ、相手との接点ができると強力FWが威力を発揮してボールをキープ。徐々に前進を図り、少々時間をかけてでも粘り強くトライに結びつける。泥臭さでフルタイムを戦い抜くスタイルは、正確なハンドリングとスタミナが必要となるが、それを夏場の鍛錬で身に付けた。 「毎年戦っている相手。少しずつヒビは入れてきたので、今年こそ破壊できるよう、やってきたことを信じて挑む」と長木裕監督。 主将の納冨暉生選手も「チームスローガンは『ハングリー』。気持ちが入ったら誰にも止められない。これが筑紫ラグビーにつながる」と息巻く。 ■データ分析でサポート さらに筑紫には特筆すべき存在がいる。多方面からデータ分析するなど、チームをアナリストとして支える塩塚悠葵さん。入部後にラグビーをゼロから学んだそうだ。 「自分が提供したデータがチームの勝利に結びついた時は嬉しい」。塩塚さんは、ボールの代わりにパソコンとカメラでトライを後押しする。 筑紫は今年ラグビー部創部50周年の節目。伝統の“筑紫魂”が燃える材料は揃った。 決勝戦のキックオフは11月9日正午、ベスト電器スタジアム。 放送は深夜0時58分~RKBテレビ。 YouTubeチャンネル「RKBスポーツLive!」では、午前11時50分ごろから生配信。
RKB毎日放送