冬の女王・広瀬香美さんも感慨深げ 「ロマンスの神様」スキー場、テーマソングも名前と同じ曲 ゲレンデで会う人と結ばれる?
シンガー・ソングライター広瀬香美さんの代表曲「ロマンスの神様」にちなんで名付けたスキー場「スノーリゾートロマンスの神様」(木島平村)が、同曲をアレンジした楽曲をスキー場のテーマソングに採用した。12日にさいたま市であったライブイベントで、広瀬さんと、曲のリミックスを担当した韓国のプロデューサー兼DJ「Night Tempo(ナイト・テンポ)」さんがお披露目し、会場を盛り上げた。 【写真】12月23日に営業を開始するスキー場「ロマンスの神様」
同スキー場は3月まで村の第三セクターが「北信州木島平スキー場」の名称で運営していた。経営不振に伴い、「湘南美容クリニック」の全国展開で知られるSBCメディカルグループ(東京)が村保有の株式を取得して民営化。同グループは広瀬さんの所属事務所と契約を結んだ上で、スキー場の名称を改めた。
ライブイベントは、さいたまスーパーアリーナで開かれたスキー用品などの物販イベントに合わせて開催。日本の1980年代ポップスをアレンジするなどの音楽活動を続けるナイト・テンポさんの演奏に合わせ、広瀬さんが伸びやかな歌声を響かせた。大きめに刻んだビートが新しいアレンジの特徴だ。 「冬の女王」の異名を持つ広瀬さんはライブ後のトークで「ビートに慣れない感じだけど、とっても楽しい。聞き手にとって、気持ちいい曲」と語った。レコーディングの際にはナイト・テンポさんから「違うんです、広瀬さん」と何度も歌を止められた逸話も披露し「スパルタでした」と笑いを誘った。自身の曲がスキー場の名称になったことに「こういう巣立ち方もあるんだ」と感慨深げだった。
「スノーリゾートロマンスの神様」の今季の営業開始は12月23日を予定。「ロマンスの神様」のアレンジ曲は、スキー場のBGMとして流す考えだ。11月末まで早割シーズン券の購入申し込みをウェブサイトなどで受け付けている。スキー場に隣接するホテル内には美容整形クリニック「湘南美容クリニック 長野木島平リゾート院」も16日に開院する。