リーチ・マイケル 初優勝の余韻からいざ、日本代表へ…! 前人未到5大会連続W杯へ「まだまだ、向上心が強い」
ラグビー・リーグワンは26日にBL東京(旧東芝)―埼玉(旧パナソニック)の決勝戦が行われ、BL東京が24―20で勝ってトップリーグ時代から14季ぶり、リーグワンでは初優勝を飾った。27日は都内で年間表彰式が行われ、BL東京のFWリーチ・マイケル主将が出席。玉塚元一理事長から優勝トロフィーを受け取り「やっとチャンピオンになれて、うれしい」と、自身初タイトルを改めてかみしめた。 前夜は午前2時頃まで祝勝会。リーチは昨年のW杯フランス大会で、最終戦のアルゼンチン戦後に試合のユニホーム姿で町に出た姿が話題となったが、昨夜は1人、試合会場から引きあげる際のスーツ姿で祝杯をあげていたという。ワーナー・ディアンズによれば「みんな着替えていたけど、リーチさんだけスーツだった」。リーチ自身の様子は「いつも通りだった」と言い、SOリッチー・モウンガは「ビールを飲みながら笑って、歌って、躍って。正しいやり方で、お祝いしました」と語った。 リーグワンを終え、6月からはエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ率いる新生日本代表が本格的に動き出す。W杯を共に戦った選手の中には、コンディション調整のため今年の代表活動に不参加のメンバーもいるが、リーチは「この年でそれをやったら、もう来なくていいと言われる」。もっとも、2月のジョーンズ氏から打診を受けたロックへの挑戦も「やってみたい」と言うなど休むつもりはなし。「まだまだ向上心が強い。まだまだやりたい」と、腕をまくる。 ジョーンズHCとは電話やメッセージでコンタクトを取っていると言い、リーダーの1人としても期待される。前人未到のW杯5大会連続出場に向け、6月22日のイングランド戦(国立)からテストマッチが始まる。リーチは「ロックは頑張ります。狙うは20番。ロック、フランカー、ジャンプもできる。それが狙い」とニヤリと笑った。
報知新聞社