瀬戸内をまるごと五感で楽しめるワインリゾートが本格稼働
コロカルニュース
■瀬戸内の四季を味わうオリジナルメニュー 広島県の南部に位置し、瀬戸内海と美しい山々に囲まれた三原市。県内唯一の空港があり、空の玄関口として知られる地域です。 【写真で見る】新たにメニューに加わった「薪焼きお肉のランチセット」。 三原市の南部、瀬戸内海沿岸の造船所跡地に〈瀬戸内醸造所〉という名のワイナリーがあります。同施設はワインの醸造所だけでなく、地産地消レストランや、同社のワインを購入できるショップが併設されているワインリゾートです。 そのなかのひとつ、〈瀬戸内醸造所レストランmio〉はコロナの影響で休業を経て、団体利用や大型連休のみの限定オープンとなっていましたが、2023年の10月から新たなメニューを追加し、本格的に再スタートを切りました。 〈瀬戸内醸造所〉のワインに合う料理を提供する地産地消レストラン〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では、洋食や和食などジャンルにとらわれないオリジナルの「SETOUCHI料理」が楽しめます。 山も海も近くにある三原市は、魚介や野菜だけでなく、お肉やフルーツなどの食材が豊富な地域です。地元の旬の食材をたっぷり使用して、上質なコース料理からカジュアルなランチセット、フルーツを使ったデザートやノンアルコールドリンクまで幅広く提供します。 10月からの本格始動にあたり、新たにメニューに加わったのは「薪焼きお肉のランチセット」です。薪焼き(まきやき)とは薪火(まきび)で食材を焼く、今注目の料理スタイルのこと。〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では自社畑で育てたぶどうの枝を用い、華やかな薫香をつけています。ジューシーに焼き上げたお肉は、ワインとの相性も抜群!瀬戸内の地魚と旬の野菜を使った「レストランmioの瀬戸内アヒージョサラダ」もぜひご賞味あれ。 1名から頼めるランチコースもおすすめです。旬の地産食材の拡充を図り、地域の食をふんだんに楽しめる料理を提供しています。 季節の果物をメインに使ったパフェも絶品!セットの小菓子は、自社畑のハーブを使った手づくりクッキーなどを予定しています。春や秋など気候が穏やかな日には、テラス席で瀬戸内海を眺めながらお食事をするのもおすすめですよ。 ■地元のぶどうにこだわったワインづくり 〈瀬戸内醸造所〉はぶどうの産地である瀬戸内を盛り上げたいという思いで2020年に設立されたワイナリーです。三原市とその近隣は、昔から生食用のぶどうの栽培が盛んな地域。しかし農家の高齢化や後継者不足といった問題で、耕作放棄地が増加しているという現状がありました。 同社代表の太田祐也さんは現状の悪化を食い止め、かつ瀬戸内の食文化を受け継ぎ、さらなる価値を生み出すことを目的にワイナリーを開業。 地元農家が栽培した生食用の高品質のぶどうを選りすぐり、品質にこだわりながらワインづくりを進めています。さらに問題となっていた耕作放棄地を活用し、自社の畑でもぶどうを栽培することで、新たな雇用創出にもつなげていきたいと考えています。 〈瀬戸内醸造所〉のワインは、基本的に同じ圃場で栽培されたぶどうのみを使い、ほかの産地のぶどうを混ぜないでつくられています。アルコール度数を高める「補糖」や酸味を補う「補酸」などの作業も行っていないため、それぞれの産地の個性を存分に味わうことができるのが特徴です。〈瀬戸内醸造所レストランmio〉では、おいしい料理とともに、ここならではの味わいのワインもじっくり堪能してみてください。