【ストップ!詐欺被害】警察官や検察官を名乗るウソの電話「名義が悪用されている」2人が計1000万円をだまし取られる 福岡
警察官や検察官を名乗る男からの「あなたの名義が犯罪に悪用されている」などとするウソの電話でカネをだまし取られる事件が福岡市南区で相次ぎ、警察が注意を呼びかけています。 警察によりますと10月24日、福岡市南区の84歳の男性の家に電話があり「今からこの電話が止まります」 と音声ガイダンスが流れたあと、電話業者を名乗り「あなたの名義が悪用されている可能性があります」「警察官につなぎます」などと言われました。 次に、警察官を名乗る男に電話を代わり「麻薬密売グループがマネーロンダリングしている」「あなたの通帳に1400万円振り込んだと話している」「このままだとあなたも共犯になる」などと言われたということです。さらに検察官を名乗る男に「無実を証明するためには、いろいろとする必要があります」と言われ、男性は携帯電話の番号を伝えてしまいました。 男性はその後も男らとやりとりし「無実を証明するためには、指定した口座にお金を入れてもらう必要がある」などと言われ、10月31日から3日間にわたり4回に分けて、現金およそ800万円を振り込みだまし取られました。 相手と連絡が取れなくなったことから不審に思い、警察に相談しました。「犯罪に巻き込まれていると言われ、無実を証明しないといけないと思った」などと話しているということです。 福岡市南区では10月22日にも、80歳の女性の家に警察官や検察官を名乗り同様の電話がかかってきて「金融庁と国税庁が調査するために、お金を振り込む必要がある」などと言われその後、現金200万円を振り込みだまし取られました。 警察は「警察官が捜査のために口座のお金を送金させることは ありません」と呼びかけています。