⚽脳性まひ者サッカー 静岡で全国大会 7チーム熱戦、交流深める
NPO法人静岡FIDサッカー連盟は27日、CPサッカー(脳性まひ者サッカー)の全国大会「全国CP5人制サッカー交流大会」を静岡市駿河区の草薙総合運動場で初めて開いた。国内から7チームが集い、競技を通じて選手同士の交流を深めた。 CPサッカーは全国規模の大会が少なく、出場機会を求める選手の声に応えて同連盟が全国大会を創設した。通常は7人制だが、小規模チームが参加しやすいよう5人制を採用した。 今大会の試合は15分ハーフが基本で、ルールは一般のサッカーとほとんど変わらない。幅広い年代の選手が熱戦を繰り広げ、軽快なパス回しや力強いシュートを見せた。ゴールが決まると、観客から大きな拍手が送られた。 本県からは同市清水区を拠点とするAQエスフォルソ静岡三保が出場。メンバーの会社員丸山悠佑さん(26)=菊川市=は「全国的に競技人口が少ないため、同じように障害のある人たちで構成されたチームと対決できる貴重な機会。サッカーのまちのチームとして今後さらに力をつけていきたい」と意気込んだ。
静岡新聞社