災害がれきで壁画制作 津幡南中 穴水から2トン搬入
津幡町津幡南中の生徒が能登半島地震や豪雨災害で出たがれきを用い、壁画を制作する。「能登を元気付けようプロジェクト」と銘打った取り組みで、二重の災害に見舞われた被災地にエールを送ろうと生徒が発案した。15日は穴水町から2トン超のがれきが運び込まれ、生徒たちは復旧復興への思いを強くした。 同校は募金活動を行うなど被災地支援に取り組んできた。生徒のアイデアで災害がれきで巨大壁画を作ることを決め、穴水町教委の協力を得て、被災家屋の瓦や柱の提供を受けた。 3年生7人がそれぞれ壁画の原画を考案し、それらを参考にしながらデザインを決める。近く制作に着手し、31日の学校祭で発表する。3年の谷口ゆずのさん(14)は「被災地を元気づけたいという思いで考えた。完成したら穴水の人たちにも見てほしい」と話した。