「住んでいて気分が…」繰り返される“液状化”の裏に新潟市特有の事情 “砂の盛り土”ד池の埋め立て地”で被害集中
“砂の盛り土”・“池の埋め立て地”で被害集中
新潟市の中でも盛土造成地として示された地域は広くある。それでも、なぜ、中央区では女池3丁目などごく一部の地域に被害が集中したのか。 卜部教授は「かつて池だった土地は盛り土をいっぱいしている。池だった所に砂を入れると砂の層が厚くなって、その分、被害が大きくなったと言える」と指摘。
また、「20年以内に建てられた住宅では地盤に液状化対策を施している場合がある」と前置きした上で、「今後、能登半島地震以上の揺れに見舞われた場合は、盛土造成地のより広い範囲で液状化被害が起きる恐れもある」と警鐘を鳴らした。 “砂の盛土”と液状化の関係性を知った上で、自宅が「液状化しやすさマップ」のどのエリアに該当するのか、より細かに確認する必要がある。