<杉咲花>主演ドラマ「アンメット」放送残り2回に寂しさも「あと90話分くらい撮影したい」
負けず嫌いだからです(笑い)。
去年の12月に監修の石川久先生から初めて縫合を教わった時、全然できなくて途方に暮れました。できないことを突きつけられた瞬間、この先カメラの前に立っても自分は医者じゃないと思ってしまう気がしたんです。目の前にあるたった一つのことだけでもできるようになったら、川内ミヤビとして存在する自信になる気がして。毎日縫う練習をしました。
--撮影現場での思い出深いエピソードお教えください。
みんなで集まってオンエアを見届けたり、スタジオの前室でお米を炊いて食卓を囲むような時間を過ごしたり、キャリアや部署を問わず、くだらない話でゲラゲラと笑っていたり。時にはすれ違いが起きて、気まずい空気が流れた場面もありました(笑い)。だけどそれは、真剣だったから。 毎日を一緒に過ごしていると、いろんないろんなことが起きるけど、喜びも涙も、好きなお菓子もみんなで半分こすることができたすべての瞬間が宝物です。
--杉咲さんは撮影が始まる前、全スタッフの顔と名前を覚えられるようスタッフ一覧を作られたり、現場にパーカをプレゼントして一人一人の名前を直筆で添えたりなど「アンメット」に関わる方々に深い愛情と熱意をかけられているのが伺えます。座長としての思い、お考えをお教えください。
感謝とか愛情は、言葉や態度でなるべく伝えていきたくて。
軽やかに伝えることって難しいし、自分にできることも少ないですが、作品に関わる一人一人が大切で、誰もが欠けてはいけない存在であることをみんなで共有できたら、現場が“行かなきゃいけない場所”じゃなくて、“明日も行きたい場所”になるんじゃないかなって。
またみんなに会いたいです。