【12球団開幕投手物語】巨人・菅野智之が先人の記録に迫る
長いプロ野球の歴史で、開幕投手の栄誉に浴した男たち。その一人ひとりに多くのドラマがある。ここでは12球団別に過去の開幕投手を振り返りながら、物語に紡ぎ上げていく。 ※記録は2リーグ制以降 日本球界復帰が決まった上原浩治の開幕戦最多登板(7)。ただし、勝ち星には恵まれず、最多記録の12三振を奪った2004年の阪神戦でも7回2失点ながら後続が打たれ、勝敗はつかなかった。一方で最多4勝を挙げているのは別所毅彦と斎藤雅樹。1949年に南海から移籍して以降、セ・パ分立1年目の開幕投手であった藤本英雄とともに主戦投手として君臨した。その藤本と登板を分け合っていたが、1勝1敗の藤本に対し、4戦4勝4完投。53年の国鉄戦(後楽園)では延長12回を投げ抜いている。90年代のエース・斎藤は90年こそ勝敗つかずも、93年から4連勝。94年から3年連続完封勝利は、後にも先にもない日本で唯一の記録である。 意外なのは65年から73年までのV9時代・・・
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週刊ベースボール