衆議院選挙 各小選挙区の候補者を紹介【栃木1区】
とちぎテレビ
衆議院選挙は今月27日の投開票まであと10日となりました。県内5つの小選挙区では候補者による激しい選挙戦が繰り広げられていますが、10月17日から各選挙区の模様を紹介していきます。 今回は14回目の当選を目指す前職に元職1人と新人2人が挑む栃木1区です。 宇都宮市など県央地区を中心とする栃木1区です。立候補したのは届け出順に、日本維新の会の元職・柏倉 祐司候補55歳、立憲民主党の新人・板津 由華候補36歳、自民党の前職・船田 元候補70歳、共産党の新人・青木 弘候補63歳の4人です。 日本維新の会の元職・柏倉 祐司候補です。2012年の衆議院選挙に旧みんなの党で比例復活当選して以来の返り咲きを目指します。街頭演説では、自民党の政治とカネの問題を厳しく批判しました。現役世代にスポットをあてた政策を強調し、社会保障制度の改革や大学までの授業料無償化などにより、若い世代の負担軽減や優秀な人材の育成などを実現したいと訴えました。 立憲民主党・新人の板津 由華候補です。2023年、栃木県議会議員選挙に無所属で立候補していますが国政には初挑戦です。公示日に行った演説では自民党派閥の裏金事件や旧統一教会の問題に言及し、政治改革の重要性を訴えました。また、金融機関で働いた経験から、右肩下がりの経済に不安を感じていると話し、腐敗した政治を変えるため、有権者たちの力が大切だと呼びかけています。 14回目の当選を目指す自民党・前職の船田 元候補です。25歳で初当選し、これまで経済企画庁長官などを務めてきました。船田候補は物価高騰対策のため賃上げなどで国民の所得の増加をめざすほか給食費を無料化するため国から各自治体に支援を行うとしています。また、自衛隊を憲法9条に位置付ける憲法改正や経済安全保障の重要性を訴えました。 日本共産党・新人の青木弘候補です。4回目の国政挑戦となり、1区からの立候補は3回目です。平和の実現のため、核兵器の廃絶を大きく訴えます。また国民の「経済と暮らし」をよりよくするため、最低賃金を1500円にすることや消費税5%への減税、それにインボイス制度を廃止するとしています。そのほか、大学の学費を今すぐ半額にし、将来的にはゼロにすることや物価高騰に合わせた年金支給の引き上げなども掲げています。 18日は、前職どうしの一騎討ち、栃木2区をお伝えします。
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