『NOLLY』泉ピン子、宇垣美里らが絶賛コメント ヘレナ・ボナム=カーターらの特別映像も
スターチャンネルEXにて配信中、BS10スターチャンネルにて2024年1月8日より放送されるドラマ『NOLLY ソープオペラの女王』に各界の著名人からコメントが寄せられた。 【写真】満面の笑みでクルーザーに乗るヘレナ・ボナム=カーター 本作は、イギリスで1964年から4500話以上に渡って放送され、全盛期は約1500万人の視聴者を誇った連続テレビドラマ『クロスローズ』のメグ役として知られる俳優“ノリー”ことノエル・ゴードンの突然の降板劇を描く伝記ドラマ。 ノリーを演じるのは、ヘレナ・ボナム・カーター。脚本・製作総指揮を務めるのは『IT‘S A SIN 哀しみの天使たち』『ドクター・フー』のラッセル・T・デイヴィス。本年度のロイヤル・テレビジョン・ソサエティ・ノースウエスト賞では4部門(最優秀ドラマ賞、最優秀パフォーマンス賞、最優秀脚本賞、最優秀ビジュアル・ポストプロダクション賞)を受賞。英国アカデミー賞(BAFTA)ウェールズでも脚本賞を受賞した。 2024年1月3日に第1話が先行無料放送されることを記念し、各界の著名人から本作に称賛の声が寄せられた。泉ピン子からは「ヘレナ・ボナム=カーターの繊細で圧巻な演技に心奪われ一気に観ました」「先駆者として闘ったノリーに、最大の敬意と拍手を贈ります」とノリーに共感するコメントが到着。フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里は、「自らの手で道を切り開いていくノリーを見ていると、むくむくと勇気が湧いてきた。 わきまえない女って最高」とパワフルなノリーの生き方を絶賛した。 ロンドン在住の漫画家、玖保キリコからは「頑張れノリー、頑張れ私。そして頑張れすべての弱者」とエールが。漫画家・コラムニストの辛酸なめ子は「常に自分の人生のヒロインであることを忘れなければ、主導権は取り戻せます」と、ノリーの人生から得たインスピレーションを語り、作家の柚木麻子も「理不尽に遭った時、したたかに戦うのではなく、単にブチギレて大騒ぎする、ヘレナ・ボナム・カーターに信頼しかない」とボナム=カーターの演技を称賛。そのほか、ライターの今祥枝、映画執筆家の児玉美月、イギリス在住フリーランス・ライターの近藤麻美、映画ジャーナリストの立田敦子、映画ライターのよしひろまさみちら識者たちからコメントが到着した。 さらに、ボナム=カーターらキャスト陣と、本作の脚本・製作総指揮を務めたデイヴィスが本作について語る特別映像が公開。作品についてデイヴィスは、「これは見事に生き残った女性の物語だ」と語り、ボナム=カーターも「ラッセルは彼女の根性をたたえたかった。彼女に刺激された」「すばらしい作品よ、面白くて感動的、無鉄砲でクレイジー」と本作の魅力を解説した。オーガスタス・プリューは、「女性差別や年齢差別、ノリーのすばらしさを描いている」とコメントしている。 ■コメント 泉ピン子(女優) ヘレナ・ボナム・カーターの繊細で圧巻な演技に心奪われ一気に観ました。 同じ役として何十年も生きていくノリーの気持ちは、痛いほど理解できます。 ファンから一途に慕われるノリーを誇らしく思うのと同時に、妥協せざるを得なかった出来事には虚しさを感じました。 もし私が彼女の立場だったら、どうしていただろう? 後に続く女性たちに、私たちは何を残せるのだろう? 今もまだ、歳を重ねた女性たちが、主役を演じられる事は少ない。 先駆者として闘ったノリーに、最大の敬意と拍手を贈ります。 今祥枝(ライター) キャリアも恋愛も「私には何もない」と絶望してからが正念場。いいも悪いも、すべてをひっくるめて「これが私の人生」と受け入れ、自分を愛することができたなら。懸命に生きた一人の女性の人生を全力で肯定し、再評価を促すラッセル・T・デイヴィスの眼差しは限りなく優しい。 宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優) 伝説の女優・ノリーを演じるヘレナ・ボナム・カーターの説得力満載の貫禄たるや。 保守的な世界で時に傷つき迷いながらも、自らの手で道を切り開いていくノリーを見ていると、むくむくと勇気が湧いてきた。 わきまえない女って最高。 玖保キリコ(漫画家) 世界初のカラーのテレビに映ったノリーは男性優位のテレビ業界で戦う女性でもあった。女性には生きづらかった業界で頑張るノリーをきっとあなたは応援したくなるはず。頑張れノリー、頑張れ私。そして頑張れすべての弱者。 児玉美月(映画執筆家) 『NOLLY ソープオペラの女王』は、思ったよりもずっと誇り高くフェミニズムに彩られた作品だった。 私たちには花が満開に咲き誇る季節だけでなく、夕陽が沈みゆくその瞬間を言祝ぐような人生の物語が、きっともっと必要なのだ。 近藤麻美(イギリス在住フリーランス・ライター) 突然の降板というドラマさながらの惨劇を、脆くも気丈に乗り越える姿に励まされ、当時の男性社会に毅然と立ち向かう姿に叱咤されつつ鑑賞しました。晩年はソープオペラそのものだった彼女の人生、人情味溢れるノリーへの敬愛に満ちたオマージュです。 辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト) ドラマの役を解雇されても、人生からは降板しない……。そんなノリーの強い意思に感動。常に自分の人生のヒロインであることを忘れなければ、主導権は取り戻せます。 立田敦子(映画ジャーナリスト) 英国ドラマの底力を見せつける傑作! 人生の黄昏とどう向き合うのか。18年間主役を努めたドラマを突然降板させられた人気女優が直面する葛藤を通して、加齢、仕事、人との絆をユーモアたっぷりに描く。傷つきながらも気高く、前向きに前を向くノリーの姿が心に沁みる。 悲喜こもごもを見事に体現したヘレナ・ボナム・カーター、キャリア最高の演技に喝采を送りたい。 柚木麻子(作家) 従来の家族制度から自由で、視聴者の視点で仕事ができるノリーは時代を先取りしたスター。理不尽に遭った時、したたかに戦うのではなく、単にブチギレて大騒ぎする、ヘレナ・ボナム・カーターに信頼しかない。 よしひろまさみち(映画ライター) 才能ある人が誰でも活躍できる世の中へ向けた第一歩の時代。名声と実力を武器に、突然の解雇というどん底をも華麗に乗り切るノリーを超かっこよく描き切る。ヘレナ・ボナム・カーターがノリッノリ!
リアルサウンド編集部