スパリゾートハワイアンズで新しいショー「E mau」初公演 60年の歴史と未来を表現
福島県いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」で15日、創業60周年を記念した新しい夜のショー「E mau(エマウ)~100年へ、つなぐ笑顔~」の初公演が行われた。スパリゾートハワイアンズはこの日、1966年1月15日の創業から60周年目を迎え、さまざまな記念イベントをスタート。新しいショーもその一環で、常磐炭鉱に端を発する施設の歴史を振り返りつつ、未来への希望が表現されている。エマウは「続きますように」を意味するハワイ語。 【写真】センターで踊るキャプテンのレヒヴァ由妃さん(全14枚) 冒頭の演目「炭鉱カヒコ」(炭鉱節)では、炭鉱から出る岩石などが積み上げられてできた「ズリ山」が演出された。常磐炭鉱の地下から湧く温泉を利用して開発されたスパリゾートハワイアンズの歴史を感じさせる一幕となった。 その後は南国をテーマとする演目が続き、フラガールたちは軽快なリズムに合わせて一糸乱れず柔らかに体を揺らした。 今年1月1日にダンサーの新キャプテンに就任したレヒヴァ由妃さんは、センターで迫真の踊りを披露。クライマックスのソロパートでは、膝をついた状態で背中を地面に倒す大技・バックベンドを約7年半ぶりに披露した。 この日のショーには40人のフラガール全員と、ファイヤーナイフダンスチーム「シバオラ」の6人が出演。迫力の演技に、集まった約1100人の観客から歓声が上がった。 初公演を終え、キャプテンのレヒヴァ由妃さんは「練習ではお客様がいないので、公演まで不安でしたが、やっぱりお客様がいるから私たちのショーが完成すると改めて思いました」と晴れやかな笑顔を見せた。 エマウの公演は毎日午後8時半から行われる。(文・写真 岩崎叶汰)