「自分は賞味期限が切れた人間」引退・入江陵介が1年前に明かした“どん底時代”…それでも34歳まで水泳を辞めなかった理由「パリ行きたかった」
4月3日、背泳ぎの第一人者として日本競泳界を支えた入江陵介が、引退を発表した。 若い頃は「ロンドン五輪かリオ五輪あたりまで」と考えていた競技生活は、「まさか30歳を超えても現役として泳ぎ続けられているなんて……」と自身の予想に反し34歳まで続いた。 【画像】引退・入江陵介34歳とは思えない美しいバキバキな肉体美を見る!超カワイイ中学時代のガッツポーズや貴重な私服姿も特別公開(80枚超) 2008年北京五輪から計4度のオリンピックを経験したレジェンドは、今年3月の代表選考会で日本競泳界初の五輪5大会連続出場に挑戦。男子100m背泳ぎ、男子200m背泳ぎでいずれも派遣標準記録を突破することができず、パリ五輪出場の夢は叶わなかった。 「すっきりした気持ちと、どこか悔しい気持ちと晴れやかな気持ち……いろんな感情が混ざっていますが、ここまで大好きな水泳を続けることができて本当に良かった」 “引退”という一つの節目を迎え、笑顔を見せながらも時折、感情を抑えきれず、涙に声を詰まらせた。
「水泳とともに生きてきた人生だったので」
代表選考会直後は、ふとした瞬間に「明日から自分はどうやって生きていけばいいんだろう」と考えこむこともあったという。 「水泳とともに生きてきた人生だったので、正直、ここから水泳のない人生というものが思い浮かばなかったですね。すごくぽっかりと穴が開いたような感じで」 選考会の200mが現役最後のレースとなった。引退会見までの2週間は水に浸かることは「一切なかった」という。 5度目の大舞台への心残りはある。 「現役最後のレースを日本で、たくさんの方々の前で泳ぎ切ることができて何よりも幸せでしたが、パリの地で引退したかったという気持ちは強かったですね」 代表選考会後、東京タワーの目の前を通りかかったときには「エッフェル塔が見たかったな」としみじみとした気持ちに浸ることもあった。 「最近すごく考える時間が多いんですよ。先日も友人と食事に行った帰りに2時間ぐらい考えながらボーっと歩いたり……やっぱりパリに行きたかったなという気持ちは未だにありますね」
【関連記事】
- 【画像】引退・入江陵介34歳とは思えない美しいバキバキな肉体美を見る!超カワイイ中学時代のガッツポーズや貴重な私服姿も特別公開(100枚超)
- 【何があった?】競泳ニッポン“内紛”騒動、発端は「選手への高圧的な声かけ」だった…代表コーチを電撃辞退、平井伯昌が明かす真相
- 【消えた天才】《北島康介2世》と呼ばれた“消えた天才スイマー”「練習場所は市民プール」でも18歳で世界新記録…なぜ?
- 【話題】瀬戸大也の妻・馬淵優佳27歳が激動の1年で見つけた“自分の世界を楽しむ生き方”「旦那ありきの世界で楽しんでいる感覚でした」
- 【必読】「生理の知識が少なく、十分な準備もせず」今も悔やむ“五輪直前のピル服用”「アスリートとしてのピーク」だった元スイマー伊藤華英の回想