豪雪地 根元曲がりが問題 西和賀高1年生 森林資源の現状学習【岩手】
県立西和賀高校の森林環境教育は28日、西和賀町内で行われた。1年生42人が座学とフィールドワークに取り組み、豪雪地帯で見られる「根元曲がり」など町内の山林の特徴や問題に理解を深めた。 森林環境教育は貴重な地域資源について学んでもらおうと、2019年度から町が小中学生を対象に実施している。高校を対象に行うのは今回が初で、岩手大農学部の國崎貴嗣教授が講師を務めた。 國崎教授は積雪の多い地域に見られる根元曲がりについて解説。木の根元が雪の重みで曲がってしまう根元曲がりは森林の育成を妨げ、木材の価値を下げるという。フィールドワークでは生徒が町内の斜面に自生する根元曲がりになったスギを見学した。