準々決勝での敗退が決まった日本を率いる森保一監督（C) AFC

【サッカー日本代表・ニュース】サッカー日本代表は3日、『AFCアジアカップカタール2023』のノックアウトステージ準々決勝でイラン代表と対戦し、1-2のスコアで敗れた。試合後、フラッシュインタビューに応じた森保一監督が試合を振り返った。

日本は、前半に守田英正のゴールで先制したが、55分に失点。同点後は、日本のDFライン背後のスペースを狙い続けてきたイラクが攻勢を強めて何度か危ない場面も作られたが、何とか終盤まで同点のまま踏ん張ってきた。 だが、迎えた後半アディショナルタイム。板倉滉と冨安健洋が空中戦で処理にもたついたところを狙われ、板倉が相手を倒してしまい、PKの判定に。このPKをイラクに沈められて土壇場で勝ち越され、ベスト8での敗退が決まった。 試合後、森保一監督は、「選手もスタッフも2日間、良い準備をしてくれていたので、監督としてみんなの努力を結果に結びつけられなかったのは残念」と悔やんだ。 特に後半は、日本の最終ラインの背後を狙ってきたイラクの戦い方に対し、「相手がパワーで押し込んでくる時にどう回避していけるか。そこは個々のレベルを上げて、私自身も交代カードをうまく切れなかったことが敗因」と厳しい表情で自身の采配を悔やんだ。 今大会はベスト8敗退という結果に終わったが、森保監督は、「このアジア杯は終わってしまったが、ここからワールドカップ予選に向けて、アジアを勝ち抜く力をつけること。そして世界一という大きな目標に向かって一つひとつ頑張っていきたい」と前を向いた。