【ん? なんかボディが短いゾ!?】カワサキのバイクのエンジンを換装し、FFからRRへレイアウト変更まで実装するGRヤリス化したiQ
今や珍車の傑作シティコミューターをGRヤリス化! RR化!! トドメのバイクEG換装! 【画像13枚】リアハッチに搭載した見慣れぬエンジンの正体、リア駆動欲しさにごっそり新設した足回り、GRヤリスの純正フェイスの新品パーツを移植手術した顔まわりなど、ド級カスタマイズの全容はココを見よ! BASE CAR:iQ/2009年型 こちらの赤いクルマ、ど正面から見たらGRヤリス。 真後ろから見てもGRヤリス。 だからってまんまGRヤリスだとは限らない。 (っていうか、まんまGRヤリスだったら、カスタムCARで紹介しない(笑)) その正体は……トヨタのiQが正解なのれ~す! iQってヤツは、’08年から’16年にかけて生産されていたニュータイプのコンパクトカーのこと。 なんてったって全長3m以下っていう軽自動車以下のサイズ感で、世界のモータリゼーションにひと泡吹かせた傑作車なんですわ。 そんな過去の名車と最近のトヨタの小型車ナンバーワンであるGRヤリスをムリクリ合体させちゃった無法者がコレだ。 超ミニマムな2ドアクーペに、人気ホットハッチを掛け合わせるカスタムプランを手掛けたのは、埼玉自動車大学校カスタムボディ科の生徒たち。 クラスを受け持つ先生の助言もあって、iQ+GRヤリスのコンセプトが固まったと同時に車両と部品を手配。 車両本体はネッツトヨタ埼玉様から、GRヤリスの外装パーツはネッツトヨタ東埼玉様の協賛を得て、無事に入手したそうな。 で、気になる前後は外板を全バラし、125mmほどワイドになるGRヤリス専用の前後バンパーが付くよう、フェンダーを広げるトコからスタート。 次にステーを作ってGRヤリスのバンパーを固定し、ライトとかテールレンズを付けて、ボンネットやリアゲートを付けてとなるんだけど、当然サイズが違うiQとGRヤリスのパーツとでは、各部のツジツマが合うワケない。 そこでボンネットは、ワイパー側をザックリ切り落としたり、逆にライト周辺は延長するなどしてサイズを調整。 リアゲートも下側に延長したり、プレスラインを加えたりしつつ、学校卒業後は自動車業界でメシを食っていくと決めた若者たちのプライドとして、チリ合わせまでもバッチリ文句なしの状態へと昇華する。 そして、「ガワだけで終わったんじゃあ、熱い青春が満足できねぇーっ!」と、エンジンにはカワサキZX-14Rから200psの心臓をぶん取って、FFからRRへのレイアウト変更まで実施。 こうして「GRヤリス ジュニア」ことGR iQは、見た目も中身も過激な1台として爆誕することに。 これだけのモノが作れる彼らなら、きっと令和の自動車業界をまぶしすぎるほど照らしてくれるに違いねぇっ♪ 『カスタムCAR』2022年5月号掲載 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
カスタムCAR 編集部
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