あなたの愛猫が猫又駅「助役」になれる 富山県の黒部峡谷鉄道企画
黒部峡谷鉄道(富山県黒部市黒部峡谷口)は、トロッコ電車の猫又(ねこまた)駅での乗降を開始したことにちなみ、飼い猫をこの駅の「名誉助役」に任命する企画をスタートさせた。申し込んだ人の飼い猫の写真を入れた任命書と缶バッジを作り、プレゼントする。同駅は「猫」の字が入る日本で唯一の駅と言われることから、愛猫家の注目を集めたい考えだ。 トロッコ電車は今年、能登半島地震の影響で終点の欅平(けやきだいら)まで運行できないため、途中の猫又駅で折り返している。もともと、この駅は工事関係者専用で乗客は降りられなかったが、黒部峡谷鉄道はホームを整備して、今月5日から乗客が乗り降りできるようにした。 この機会に猫又駅を広く知ってもらいたいと、名誉助役の企画を考案した。一般の人が飼っている猫の写真をメールで送って“推薦”してもらい、同社が写真入りの任命書と、缶バッジを製作。宇奈月駅に展示して、飼い主がトロッコ電車に乗りに来た際に渡す。参加は無料。
申し込み締め切りは11月22日。担当者は「新しい客層の掘り起こしにつなげたい」としている。 11月2~4日に早朝紅葉狩り トロッコ臨時運行 黒部峡谷鉄道は11月2~4日、午前7時41分に宇奈月駅を出発するトロッコ電車「朝焼け号」を臨時運行する。 紅葉の時期に合わせて企画。通常の始発は午前8時17分発で、それよりも早い時間帯となる。通常料金で乗車できる。