現役美人女子大生が店長を務める町中華が「SNSで大バズりした」納得の理由
自然な流れで幼馴染がパートナーに
穂乃花さんのパートナーとして一緒に働いているのが幼馴染のジェンジェンさん。穂乃花さん同様、大学進学を控えていた彼女が東東で一緒に働くことになったきっかけは、一体何だったのだろうか。 ジェンジェンさん「大学受験が終わった時に、一緒にご飯を食べに行ったんです。その時に初めてお店を継ぐという話を聞きました。私は私で、千葉の大学に進学する予定だったのですが、両親が台湾に帰ることになり、一人暮らしをしないといけなくなったので、どうしようか考えていたんですよ。それで、ここで一緒に住んで働けば大学も近いので通いやすいし、お互いにとっていいんじゃないかという話になり、働き始めることにしました」
彼女の想いが詰まった新コンセプト
店主が変われば当然お店の色も変わる。穂乃花さんが店長として働き始めたことで、お店のコンセプトに関して新たな要素が加わったのだ。 穂乃花さん「店長として仕事を始めたときに『若い方や女性が一人でも来られる町中華にしたい』という想いが強く、普段私たちがお店を探すときにはSNSを使うので、お店の宣伝でもSNSを積極的に活用し始めました。そうしたら実際に女性客も増えて、以前とは客層が随分変わりましたね」 ジェンジェンさん「遠方からのお客さんも増えまして、以前名古屋からバイクで来てくれた方がいました。その方、食事をされた後、そのままバイクで帰ると言っていたので、本当にウチのお店で食事をする為だけに来てくれたみたいです。あと、中国から来てくれたお客さんもいましたね」
お客さんの心を掴んだ「遊び心」
リーズナブルな価格でお腹いっぱいになる料理が魅力の東東だが、随時更新される新メニューやSNS映え満点のデカ盛メニューも楽しみの一つ。このような独自メニューは、どのような流れで生み出されるのだろうか? 穂乃花さん「春夏の時期に冷やし中華を出していたのですが、私たちが焼肉好きだったので冷やし中華の上にニンニクの芽入りの焼肉を乗せた『スタミナ冷やし』をデカ盛メニューとして提供したら、常連さんからの評判がすごく良かったんです。ウチのお店の周りには工場が多くて、そこで働いている若い男性の方から特に人気がありました。冷やし中華は8月で終了するのですが、あの味が忘れられないから別の形でもいいので出してほしいという声が多かったので、秋冬メニューではチャーハンの上に乗せて提供するようになりました」 お客さんのニーズに合わせ臨機応変に料理を提供し、それが新メニューになる。これぞまさに町中華の醍醐味だろう。さらに、年に一度開催されているイベントが重要な存在となっているという。 ジェンジェンさん「毎年10月10日を軸に3日間ほど『東東の日』というイベントを開催しているのですが、その日はお客さんも従業員も皆で楽しもうというコンセプトなので、遊び心を取り入れています。そのイベントで前に提供したのが『なにが入ってるかわからんチャーハン』。通常のチャーハンにプラス110円で、ランダムに何かが乗ってくるのですが、なかでも高価な具材、いわゆる『当たりチャーハン』としてステーキやハンバーグを乗せて出していました。これが非常に評判が良くて。イベント以外でも食べたいというお客さんが多かったのでレギュラー化しました」