江本純子の監督作「愛の茶番」予告公開、麿赤兒「ただならぬ才能に敬意を表する」
劇団・毛皮族の主宰である江本純子が監督を務めた映画「愛の茶番 It Must Be Love」の予告編がYouTubeで公開。メインビジュアルも到着した。 【動画】映画「愛の茶番 It Must Be Love」予告編 江本にとって「過激派オペラ」に続く長編2作目となる本作。劇中ではある姉妹の確執を中心に、登場人物たちの数年にわたる恋愛関係の顛末が描かれる。予告編には「歴史は痴話ゲンカの集積である」「新世紀でもこの有り様」という文字が収められた。 波長の合わない姉妹・ルミとアキを遠藤留奈と冨手麻妙が演じ、ルミの夫・キヨヒコに金子清文、ルミのかつての恋人・リョウスケに岩瀬亮、地下系シンガーソングライターとして活動しているアキのマネージャー・ドンコに江本が扮した。また菅原雪、藤田晃輔、美館智範らもキャストに名を連ねている。 大駱駝艦主宰であり舞踏家、俳優である麿赤兒は「『超!!』ヌーベルバーグだ! 愛の迷宮に誘われて彷徨うちに、いつの間にか人類の築いた虚構の楼閣がガラガラと崩れていく様を幻視させるその術。江本監督のただならぬ才能と冒険の勇気に敬意を表する」とコメントを寄せた。 「愛の茶番 It Must Be Love」は12月7日に東京・ユーロスペースで公開。以降、そのほかの劇場でも順次公開予定だ。 (c)“渇望”2024