骨髄バンクに登録し「骨髄ドナーカード」を手にする西ノ入アナ

　９月２１日は「世界骨髄ドナーデー」でした。それに合わせ「仙台放送Ｌｉｖｅ　Ｎｅｗｓ　イット！」（月～金、午後３時４５分～７時、宮城県内のニュースは午後６時９分～）では、骨髄バンク登録の現状などを特集しました。 　骨髄とは、白血病などを治療する骨髄移植で必要となる骨の中にある組織です。骨髄ドナーは、その骨髄を提供する人のことです。登録には「１８歳～５４歳の健康状態が良好な人」という条件があります。５５歳以降はドナーになれないため、若い世代の登録者を増やすことが課題です。 　宮城骨髄バンクによると、日本全体では年間約２０００人が骨髄移植を希望しているとのことです。今年７月末時点でのドナー登録者は約５５万７８００人。数字だけ見れば多く見えますが、実は骨髄移植の実施率は６割に留まり、４割は骨髄移植ができていない状況です。 　骨髄提供のために大学や会社などを休めないことや、引っ越しなどで住所を変更しても骨髄バンクに届け出ない人が多く、そもそも連絡がつかないなど、ドナー側の事情が多いそうです。宮城骨髄バンクの中川國利理事長は、「すぐにドナーが見つかり、骨髄移植に至るためには、まだまだドナー登録者を増やす必要がある」と話していました。 　では、骨髄バンクの登録はどこで行えるのか。実は、献血会場で簡単に登録することができます。問診と、ドナーに選ばれた際の骨髄提供の流れなどについて説明を受けた後、２ｃｃというわずかな量の採血をするだけで登録は完了。取材時に私も登録をしてみましたが、本当に簡単で驚きました。 　写真は、登録を行ったことを証明する「骨髄ドナーカード」です。ドナーとしてお呼びがかかるかはわかりませんが、必要とされる時には骨髄を使ってもらえるよう、日頃の健康維持にも取り組んでいきたいと思います。