【土砂崩れ】斜面で新たな亀裂が判明 無人の重機で”岩の塊落とす作業” 撤去作業難航し救助活動は26日以降に
奈良県下北山村の国道で起きた土砂崩れで、消防は斜面に新たな亀裂が確認されたと明らかにしました。 【画像を見る】土砂崩れ現場…斜面で作業をする人の姿も 12月23日午後9時前、下北山村の国道169号沿いの斜面が幅20m~30mにわたって崩れ、車1台から男性(53)が救助されました。 現場には他に少なくとも車1台が埋まっているとみられていますが、斜面には崩れそうな土砂が残り、二次災害のおそれがあることから救助活動は中断しています。 安全に救助作業を行うため、現場では斜面の土砂の撤去作業が行われていますが、消防によりますと、24日までに見つかっていた斜面の亀裂が25日、新たにもう1か所確認されたということです。消防は無人運転の重機を使って、亀裂周辺の岩などを落とす作業を行っています。 また、警察によりますと、釣りに行くためにこの道を通ったとみられる和歌山県在住の70代の男性と連絡がとれなくなっているということです。消防が熱センサーを使って調べたところ反応があったため、取り残された車の可能性があるということです。ただ、消防などの呼びかけに対して反応はないということです。 土砂の撤去作業が難航し、完了目途が立っていないことから、救助活動の再開は早くても26日以降になるとみられています。