【ONE FF】KNOCK OUT王者の壱・センチャイジムが初参戦、MMA女子には相撲出身の奥富夕夏が初参戦
2024年7月19日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 71』に、日本人選手が2名出場する。 【写真】“どすこい”奥富夕夏も計量とハイドレーションテストをパスした 第3試合のキャッチウェイト(124LBS)ムエタイ3分3Rで、壱・センチャイジムこと与那覇壱世(センチャイムエタイジム)がONEデビュー戦を迎える。 沖縄出身の壱は空手をベースに持ち、ボクシングを経て上京してムエタイを始めた。2008年11月の『MuayThaiOpen』でLPJNバンタム級王座に就き、2019年12月に岩浪悠弥に敗れるまで14連勝をマーク。2022年11月に「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」を制して王者となった。2023年8月の初防衛戦で古村光に敗れて王座を失ったが、2024年4月のリマッチで王座奪還。6月にはムエタイの激闘王と呼ばれたチョークディーから勝利を収めている。戦績は26勝(10KO)9敗1分。 壱は6月の試合後に、ONEに挑戦したいとアピールしており、念願がかなった形となった。vs.世界を掲げての第一歩で勝利を収めることが出来るか。そして、最近のテーマとしている“ロマンティックな試合”をONEで見せることが出来るのか。 対戦相手はティムール・チュイコフ(キルギス)で、2024年2月の『ONE Fight Night 19』で初参戦。トンプーン・PK・センチャイに初回でTKO負けを喫している。 第1試合の女子ストロー級MMA5分3Rには、奥富夕夏(リバーサルジム新宿 ME,WE)が初参戦。奥富は日大相撲部出身。10年の柔道経験を持ち、13年取り組んでいる相撲では全日本選手権3連覇、世界選手権第3位の実績を残している。DEEP JEWELSのアマチュアで4戦全勝、2023年5月にプロデビューすると3連勝で負け無し。ミドルネームは“どすこい”。 対戦相手のファイニー・メスキータ(オーストラリア)は、2023年12月の『ONE Friday Fights 43』で初参戦。バクティグル・クルマンベコバに判定3-0で勝利を収めている。 相撲出身ということで海外でも話題となりそうな奥富。ONEデビュー戦も勝利し、連勝記録を伸ばすか。 なお、両者とも前日計量&ハイドレーションテストを無事パスしている。 メインイベントのキャッチウェイト(116LBS)には、日本で吉成名高と戦ったこともあるソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)が登場。ラック・エラワン(タイ)と対戦する。 ソンチャイノーイはS-1スーパーフライ級王者の肩書を持つパンチャー。2023年9月にNJKFに初来日し、塚本望夢から1Rに2回ダウンを取ってKO勝ちしている。2023年1月から『ONE Friday Fights』に参戦し、しつこい首相撲も使って相手の攻撃を許さず、崩し技で相手を何度もぶん投げたことから“ビースト(野獣)”とのキャッチフレーズが付けられた。『ONE Friday Fights』では今回対戦するラックも含めて6戦全勝(3KO)と本戦契約への道を一直線。 名高とは2023年4月の『BOM』で対戦し、パワフルなローキックで名高を苦しめたが、最後は名高の右ヒジでマットに沈んだ。 リベンジマッチを挑むラックは、2019年12月にルンピニースタジアム認定ライトフライ級王座、2020年3月にはプロムエタイ協会の同級王座、2022年には7チャンネルスタジアムのスーパーフライ級王座を獲得。2023年3月から『ONE Friday Fights』に参戦し、チューサップとマハーサムットに連続KO勝ちを収めて11連勝をマークしたが、11月のソンチャイノーイ戦で判定負けを喫して連勝がストップした。しかしその後は、2024年5月にシュートボクシング日本王者の佐藤執斗を2RでKO、前回は5月はニコラス・レイテ・シウバに判定勝ちと再び波に乗っている。
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