高橋藍の電撃移籍&さらにビッグネーム獲得の噂も? 王者サントリーが大型補強…セッター大宅真樹の本音「マジで、怖いっす」その理由は?
決意の1年契約、年俸は“非公開”も…
その後ラインや電話などで高橋とやり取りする中で徐々に手応えを感じ始めた。 高橋は気持ちの変化をこう明かす。 「やっぱり世界クラブ選手権で3位になったり、サントリーが世界と戦えるクラブだと証明している中で、自分自身その中で新たな経験ができるんじゃないか、新しい環境でチャレンジしていきたいなという思いがすごく強くなりました」 3月、正式に入団の意志を伝えた。 「1年ごとに勝負に徹したい」という本人の希望で、契約は単年。金額については非公表だが、栗原は会見で「バレーボール選手という職業に夢を持ってもらえるようなオファーを出しました」と胸を張った。その後、記者陣が質問を重ねる中で「東京では難しいかもしれませんけど、おうちが2つ買える」と例えた。 改めて、高橋を必要とした理由を聞くと、栗原はこう語った。 「一番の魅力は、やっぱりレシーブも攻撃も、打つことも守ることも両方できるというところ。基本的にどちらかの選手が多いので。物怖じしない強心臓なところもですし、あとはなんか、持ってますよね、いろいろと(笑)。東京五輪もそう。1年遅れて開催されたり、いろいろあった中で出場した。そういうのもやっぱり対応力があるからだと思う。海外も、あんなに順調に行くとは正直想像していませんでした」 サントリーは今季のVリーグで2年ぶりの優勝を果たし、その優勝メンバーがほぼ新シーズンも残る。アウトサイドには高い守備力でチームを支えてきた藤中謙也や、爆発的な攻撃力を持つデ・アルマス アライン、サーブで存在感を発揮している藍の兄の塁など多彩な選手がいるが、世界一を目指すために、栗原は高橋の影響力に期待する。 「当たり前ですが、藍一人に頼るつもりはない。ただ、みんなが刺激をもらえる存在だと思う。特にアウトサイドは、アラインは歳が近いし、謙也もプライドがあるだろうし。そうしたチームの活性化や、さらなる意識の向上につながれば。 世界を経験している人間が(ロシア代表でロンドン五輪金メダリストのドミトリー・)ムセルスキー以外にもいるというのが、チームにとってプラスになるかなと。うちは代表選手も小野寺(太志)だけだし、まだ若い選手も多い。藍は海外で一人暮らしをしていたので、食事面などの意識も高いだろうし、そういうプレー以外の部分も還元してもらいたいと思っています。 年齢で言うと大卒1年目ですけど、世界でもまれてきたという点では、ムセルスキーも今は世界ではプレーしていないわけなので、藍が一番最新の世界を知っているのかなと思っています」
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