『新テニプリ』「デカ過ぎんだろ……」が大反響! もしかして今年一番のアニメミーム?
10月23日深夜に放送された『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL』の第4話「最期のイリュージョン」で、かの有名な「デカ過ぎんだろ……」のシーンが放送されました。配信も早々にされており、多くの人があの衝撃的な光景を目の当たりにしたでしょう。 『テニプリ』を知らないという人に向けて念のためどんなシーンか説明しておくと、同作では現在U-17 WORLDCUPが開催中で、準決勝のひとつは日本代表と最強チームのドイツ代表という組み合わせ。その第2試合として行われているD2(ダブルスツー)で日本のデューク&仁王ペアとシュナイダー&ベルティが対戦します。 そのなかで、大会でも数少ないプロ選手のシュナイダーが見せたのが「巨像(ギガント)」という技。これが並の巨大化ではなく普段の10倍と言われてもおかしくないほどの巨大化を果たすのです。原作者の許斐剛先生によるとイメージとして巨大化しているだけらしいので、同じジャンプ作品の『魁!!男塾』における大豪院邪鬼のようなもののようですが、試合中の描写を観る限り物理的にも大きくなっているような……といった話は今回の本題ではないので割愛。 そんな巨大化の様子がアニメで描かれましたが、特に前フリなどもなくサーブの準備中にシレッと大きくなるあたりシュールさが増した感もありますが、最大の変更点と言えばリアクションするのがベンチに控える遠山金太郎に変更され「何や~!? デッカ過ぎるやろ~!」と関西弁になったことです。 SNSでの反応を見る限りこの変更には賛否両論ありました。しかし原作ではフットフォルト(サーブモーション中に足がサービスの区域外に触れる反則)していたのがアニメでは回避されていたように、アニメ制作側もさまざまなことを考えて改変しているはず。いずれ、インタビューなどでセリフ変更の意図が語られることに期待しましょう。 閑話休題。このシーンはまとめサイトなどでも多数取り上げられ、SNSでもしばらく話題を席巻しました。放送後以降にどれくらい話題だったかというと、Googleトレンドで比較したところ同日に発表された日清の新WebCMに由来する「Daisuke」と同程度でした。 「Daisuke」は同日のXにおけるトレンドワード1位……ということは「デカ過ぎんだろ…」(「デッカ過ぎるやろ~!」)の話題度も相当なもの。さすが『新テニスの王子様』屈指の名シーンだし、そもそもドイツ戦は今後も盛り上がりっぱなしなので引き続き注目していきたいところです。 このように「デカ過ぎんだろ……」(「デッカ過ぎるやろ~!」)は大いに話題となりましたが、考えてみればこれが2024年最大のアニメ流行語になる可能性もあるのでは。 ガジェット通信で半年に一度行われている企画の「アニメ流行語大賞」を参考にすると、今年の上半期(※)では「あだます!」「バズリウムチェンジ!」「わんわん!わんだふる~!」といったワードが上位にきていますが、いまいちアニメファン全体で流行った感も薄い(もちろん『ひみつのアイプリ』や『わんだふるぷりきゅあ!』自体は面白いのですが)。あと上半期だと「ブリンバンバンボン」(『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』)や「こんな素敵な職業ないよ」(『トラペジウム』)、『勇気爆発バーンブレイバーン』関連の言葉でしょうか。 夏クールを振り返ってみても「浮気だよ!!!」(『負けヒロインが多すぎる!』)や「ぬん」(『しかのこのこのここしたんたん』)、「高性能ですから!」(『ATRI-My Dear Moments-』)、「フ★ーック!」(『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』)、「ダチュラ」(『恋は双子で割り切れない』)くらい……? そして秋アニメを眺めてみると正味のところ「ナルセーナ」(『その治癒師』ナルセーナに『ガルクラ』井芹仁菜 2024年アニメ“ブレイクヒロイン”4選)くらいしか思い当たらないのですが、今後有力候補となるものがありました。『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱』の「フタエノキワミ、アッー!」です。これも「デカ過ぎんだろ……」同様にすでに有名なミーム。同ワードが話題になるであろうシーンは正確にはずっと先になりそうですが、相楽左之助が「二重の極み」を習得するシーン自体は原作通りだとそろそろのはず。その際に「フタエノキワミ、アッー!」が盛り上がることに期待しましょう。 参照 ※ https://getnews.jp/archives/3540824
はるのおと