福田師王がボルシアMGのトップチームへ…SDが明かした昇格の“決め手”とは? | ブンデスリーガ
【欧州・海外サッカーニュース】ボルシアMGに所属するU22日本代表FW福田師王は16日、クラブをとおして2023-2024シーズンの残り期間をトップチームでプレーすることが伝えられた。 ボルシアMGのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるニルス・シュマトケ氏が、福田のトップチーム昇格の理由を説明した。16日、同クラブの公式サイトが伝えている。 現在19歳の福田は、鹿児島県出身。高校サッカー界の強豪・神村学園高校に進学すると、全国高等学校サッカー選手権大会にて3年連続で優秀選手に選出される活躍を披露した。 昨年3月に神村学園高校を卒業すると、レギオナルリーガを戦うボルシアMGⅡに加入。Jリーグのクラブを経由せずに海外へと挑戦したことで、大きな注目を集めた。U19チームの地域カップ戦で8ゴールを挙げると、その後はセカンドチーム(U23チーム)でもプレー。今季、レギオナルリーガ・ヴェスト(4部相当)では13試合に出場して5ゴール1アシストを記録していた。 16日には、ボルシアMGのクラブ公式サイトをとおして、2023-2024シーズンの残り期間をトップチームでプレーすることが伝えられた。同サイトは、福田のトップチーム昇格の“決め手”についてシュマトケSDが語った内容を次のように伝えている。 「フクダはこの数週間、数カ月にわたって、普段のトレーニングやセカンドチームの試合、そしてトップチームのトレーニングでも、幾度となくその実力を発揮してきた。我々はそんなシオウを常に見守っている。直近でも、彼はウインターブレイク期間中に行われた練習試合のゴー・アヘッド・イーグルス戦に出場した。ピッチに立つとすぐに良いプレーを見せ、得点も決めた。トップチームの選手層が厚くなりすぎないように細心の注意を払う必要はあるが、彼が普段見せてきた力を総合的に判断し、トップチームでプレーしてもらうことを決めたよ」 シュマトケSDは「ユースチームの練習場で何が起きているのか、才能溢れた選手たちがブンデスリーガのトップチームでも力を発揮できるか否かを見極めるのは、我々にとって非常に重要な任務」とコメント。着実に結果を残してきた福田が、トップチームでも十分に活躍できると判断した模様だ。 日本代表の“先輩”DF板倉滉も在籍するボルシアMGのトップチームは、ブンデスリーガ第17節終了時点で5勝5分7敗の10位につけている。果たして、福田は板倉のようにトップチームの重要な戦力となれるだろうか。
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