みんなそろって始業式…とはいかず 台風10号影響やJR車輪空転、6高校226人が自宅待機の新学期 鹿児島県内公立学校
鹿児島県内の公立学校の多くで2日、始業式があった。台風10号の影響でJR指宿枕崎線山川-枕崎間は運休が続き、鹿児島線でも川内-鹿児島中央間で、車輪の空転による運転見合わせや遅延が発生。新学期の出はなをくじくように、通学の足を直撃した。 【関連】台風10号去ってなお悩ませる新学期 倒木多い山間部走る通学列車は運転見合わせ 停電で冷蔵庫使えず非常食が給食に
県教育委員会高校教育課によると、県立高51校で始業式が行われた。午前10時50分時点のまとめでは、すでに授業が始まっている伊集院を含め指宿、頴娃、串木野、川内商工、川薩清修館の6校で計226人の生徒が通学できず、自宅待機しているという。 鹿児島市の錦江湾高(528人)は8月28日から30日朝まで、寮生約30人が台風による停電の中で過ごした。始業式で石塚一哉校長(59)は「台風で大変な日が続いたが、体調に気をつけて新学期を過ごして」とあいさつ。 式終了後、生徒たちは9月7日の体育祭に向け、テント設営など準備を進めた。生徒会長の2年山下聖貴さんは「熱中症に気をつけながら、思い出に残る体育祭にしたい」と意気込んだ。
南日本新聞 | 鹿児島