第94回選抜高校野球 出場校に「パワーを」 大東文化大一高の書道部員、プラカードに揮毫 /東京
<センバツ高校野球> 18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で使用する出場校と優勝旗返還校のプラカードについて、大東文化大一高(板橋区高島平1)の書道部員が4校分の校名を揮毫(きごう)した。【佐藤英里奈】 揮毫を依頼された同校は昨年、「書の甲子園」として知られる第30回国際高校生選抜書展の団体の部で南関東地区3連覇を果たしている。今回は、同展の個人の部でも受賞した部員3人が揮毫した。 都内から出場する2校のうち国学院久我山と、千葉県から出場する木更津総合を担当した太田花さん(3年)=個人の部で準大賞=は「選手にパワーを与えられるように力強く書いた」と話す。 都内からもう1校出場する二松学舎大付を任された岡田明莉さん(2年)=同・秀作賞=は「(選手たちには)悔いが残らないように頑張ってほしい」とエールを込めた。また、昨年のセンバツ大会で神奈川県から出場し優勝を果たした東海大相模を担当した長戸咲也穂さん(3年)=同・準大賞=は「(揮毫する学校が)強豪校と知って緊張して書いた。(字の)バランスを良く、きれいな楷書で書くことを意識した」と語った。 今回のセンバツ大会の開会式は、昨年と同様、初日に試合がある6校のみが甲子園で参加し、式でプラカードを掲げる。国学院久我山と二松学舎大付を含む他の26校はプラカードを掲げた行進の様子を各校で事前収録し、式の際にビジョンで映像を流す予定だ。 〔多摩版〕