七回に本塁打を放ったヤンキース・スタントン (AP )

ア・リーグ、リーグ優勝決定シリーズ第1戦（ヤンキース5―2ガーディアンズ、ヤンキース1勝、14日、ニューヨーク）米大リーグのポストシーズン（PS）は、ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ（7回戦制）が開幕。投打が光ったヤンキースが先勝した。 打線は三回にソトがPS通算8本塁打となる先制ソロを放つと、2死満塁から相手バッテリーのミスで2得点。4―1の七回にはスタントンが左中間スタンドへソロアーチを放った。 この一発は初速114・3マイル（約183・9キロ）で、PSではドジャース・大谷翔平投手（30）が地区シリーズ第1戦で放った116・5マイル（約187・4キロ）の3ランに次ぐ2番目の打球速度。ヤンキースではPS13本目となる本塁打で、ジャッジと並び球団歴代5位とした。 スタントンは「ハイパーフォーカスして臨んでいるし、一球の重要さを理解している」と集中力の高さを語り、「初戦を取ったのは大事だが、まだ何も達成していない。あと3試合勝つことに集中したい」と表情を緩めなかった。 投げては先発ロドンが6回3安打1失点9三振と力投。救援陣も1失点でガーディアンズ打線を攻略した。ブーン監督は「序盤から出塁してプレッシャーをかけることができた。大量得点はできずとも、うまく点を重ねることができた」と納得の表情を浮かべた。