樹氷レプリカ作りに挑戦 山形の蔵王三小・蔵王二中、自然環境に思いはせ
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山形市蔵王三小・蔵王二中(三浦浩子校長)で1日、樹氷について学ぶ授業が行われ、両校の全児童・生徒計5人が樹氷を形成するアオモリトドマツの復活に思いをはせながら、発泡スチロールで樹氷のレプリカ作りに挑戦した。 蔵王温泉観光協会の岡崎善七会長らが講師を務めた。岡崎会長は、世界でも限られた場所でしか見ることができない樹氷が、地球温暖化などの影響で危機に直面していると説明。樹氷や自然環境を守る気持ちを育み「次世代につないでいってほしい」と話した。 レプリカ制作では、参加者が高さ20センチ、縦横10センチの直方体をフォークやスプーン、カッターで削り、もこもことした独特な見た目を表現した。静電気で削りかすを顔や腕にくっつけながら発泡スチロールと格闘した、同小4年岡崎慈乃(しの)さん(10)は「どんな形か思い出しながら作った。上手にできてうれしい」と話した。