特定秘密漏えいの定義、認識なし 海自新トップが初会見
海上自衛隊で不祥事が相次いだことを受け、新たにトップの海上幕僚長に就任した斎藤聡海将が23日、初めて記者会見した。無資格の隊員を、特定秘密を知り得る状態に置いたことが特定秘密保護法上の「漏えい」に当たるとの定義に関し「恥ずかしながら、そこまでの深い認識はなかった」と述べた。 海自艦艇内の戦闘指揮所(CIC)などでは、秘密を扱う公務員らの身辺を調査する「適性評価」を経ていない隊員が特定秘密に接するケースが多数確認された。防衛省は12日、潜水手当の不正受給などと併せ、海自を中心に計218人の処分を公表した。